この記事は「日経トレンディ」2016年8月号(2016年7月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 今は子供たちが、タブレット端末などを使いこなして絵を描く時代。その要素を取り入れた新たなデジタルスケッチブックが、メガハウス「おえかきアーティスト」だ。同社がすでに販売している子供向けタブレット端末「tap me」の機能を生かし、さらに絵を描くことに特化した新機能を盛り込んだ。

 10種の機能のうち、目玉は「動く絵モード」。絵を描いてボタンを押すと、魔法がかかったような効果音とギミックが現れ、あらかじめ選んでおいた背景に切り替わり絵が動き出す。同時に3種類の絵を動かすことができ、動くルートも決められる。「背景の中に直接絵を描くとすぐ動き出すのが理想だったが、技術的に難しかった。そこで、魔法がかかったと感じるような処理にした」(メガハウス)。

 他にも、デジタルならではの機能を多く搭載した。「パラパラアニメモード」は、最大20枚の絵を保存して順番に再生する機能。前に描いた絵が透けて見えるので、次の場面の絵を簡単に描ける。「マンガ作成モード」では、内蔵カメラで撮影した被写体の輪郭が薄く表示され、なぞり描きすることで複雑な絵に挑戦できる。こうした新発想が評価され、日本おもちゃ大賞2016エデュケーショナル・トイ部門大賞を受賞した。

 tap meのアプリにある、使う線の色や太さに応じて効果音が鳴る機能は踏襲。平仮名をなぞると、正しい筆順を感知して花丸を付ける「もじなぞりモード」も、tap meで人気の機能だ。

 対象年齢は3歳以上だが、描画に96の色彩や3種類の筆記具・太さを選べ、小学生でも楽しめる。親にとっては、内蔵メモリーの他、microSDカードが使えて、子供の絵を残せるのがうれしい。

 失敗したときは、レバーをスライドさせるというアナログな操作をすると、キャラクターが現れて絵を消してくれる。磁石が付いたペンで黒い線を描き、レバーで消す玩具はここまで進化した。