この記事は「日経トレンディ」2016年6月号(2016年5月2日発売)からの転載記事です。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 夏の風物詩の一つであるかき氷が、ここ数年、その姿を大きく変えつつある。シャリシャリとした氷に甘いシロップをかける昔ながらの形態に代わって最近人気なのが、ふわふわの食感で、氷自体に甘い味が付いた台湾流のかき氷。口に入れると、とろっと溶けるのも特徴だ。15年4月にはその元祖とされる「アイスモンスター」が東京・表参道に上陸し、長い行列ができたことは記憶に新しい。

 この新食感のかき氷が、今年からは自宅でも簡単に作れるようになる。家庭用としては初となる、味付き氷を削れる「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」が、ドウシシャから発売された。

 開発で最も苦労したのは、氷の固定方法という。水だけで作った氷と比べて、果物のピューレやジュースを混ぜた糖度の高い氷は、軟らかくなる。このため、氷の上部を突起(スパイク)で押さえて回転させても、すぐに滑って空回りしてしてしまう。

 電動ふわふわ とろ雪かき氷器では、スパイクの配置を変更。従来は十字に規則的に並べていたが、その部分に力が集中するために表面が削れて滑ってしまう。そこでスパイクを分散させ、滑りにくくした。特徴的なふわふわの食感は、刃の出方を調節することでつくり出す。出方を浅くすれば、かんなで削ったように薄くでき、ふわふわ感は増す。

ドウシシャ「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」
実勢価格/5980円
サイズ・重さ/幅145×高さ340×奥行き185mm・1.2kg

行列店の“ふわふわ食感”を再現できるかき氷器(画像)
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行列店の“ふわふわ食感”を再現できるかき氷器(画像)
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行列店の“ふわふわ食感”を再現できるかき氷器(画像)
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糖分を含む氷は軟らかく、表面が削れて滑りやすい。従来モデル(写真左)と異なり、固定するためのスパイクの配置を分散させた(同右)
糖分を含む氷は軟らかく、表面が削れて滑りやすい。従来モデル(写真左)と異なり、固定するためのスパイクの配置を分散させた(同右)