100以上のブランドのレシピが再現できる

マシンに原材料一式が入った「PicoPak」をセット
マシンに原材料一式が入った「PicoPak」をセット
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 あらかじめ原料となる大麦、ホップなどをパックした「PicoPak(ピコパック)」を使えば、あとは水をセットして途中で酵母、イーストなどを加えるだけで、全自動でビールが造れる。原料の糖化や煮沸などの作業には、ピコパックごとにレシピが決まっており、パックをセットするとマシンが自動で認識。レシピはインターネットを通じて機械に直接配信する(Wi-Fiで家庭内のネットワークに接続する)。アルコール度数や苦味の度合いなどは、ユーザーが調節することもできる(アルコール度数は4.7〜6.7度の幅で設定可能)。なお、マシンでの作業はおよそ2時間で、その後発酵させる期間が2週間ほど必要になる。

 同社は各地の醸造家と協力し、全米のクラフトビールを自宅で再現できるピコパックの販売を計画している。現在、ピコは予約販売の段階だが、正式発売時には100を超えるクラフトビールのパックを用意する予定だといい、なかにはオレゴン州の「ローグ」など知名度の高いブランドも含まれる。「クラフトビールのマーケットプレースと呼べる内容を目指す」(ピコブリュー・マーケティング担当のドナルド・ブリューワー氏)と鼻息は荒い。

100種類を超えるクラフトビールのPicoPakが販売できる予定という
100種類を超えるクラフトビールのPicoPakが販売できる予定という
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 日本市場での発売の可能性についても質問してみた。「日本の酒税法では、アルコール分1度以上の飲料は消費者が自由に造ることはできない。法律が変わらない限り、我々が進出する余地はない」(ブリューワー氏)。日本市場について調査はしたものの、現状ではあきらめているようだ。州にもよるが、米国ではアルコール分4~6%程度のビールなら個人でも問題なく造れる場合が多い。ピコ本体の価格は699ドル(正式発売時は999ドル)で、夏の発売を目指している。なお、ピコパックは50ドル程度での販売を予定している(1パックで5リットルのビールが造れる)。

「水出し」もOKのティーマシン

 特徴的なデザインと積極的な試飲で来場者の関心を引いていたのが、「Teforia(テフォリア)」だ。熱湯での抽出だけでなく、水出しも可能な全自動のティーマシン。紅茶から緑茶まで幅広く対応する。

全自動ティーマシン「Teforia」
全自動ティーマシン「Teforia」
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