eスポーツのマーケティング活用を学ぶ 第2回/全3回

eスポーツはマーケティングに使えるか2

急成長するeスポーツは、マーケティングに使えるのか? 第2回では、いよいよサッポロビールの福吉敬氏が「なぜスポンサーになったのか」について、期待する広告効果も含めてその理由を解説します。
再生時間:20分
eスポーツはマーケティングに使えるか2

*このテキストは講演での発言を、文字起こししたものです。理解する参考情報としてご覧ください。

平野 まずサッポロビールさんが「なぜeスポーツのスポンサーになったのか」というところが、たぶん一番気になっている人が多いところじゃないかと。さらに今のお話で、福吉さんがゲーマーなのは分かったと。でも、どうやって会社のなかの人を説得したんだろう。会社のなかの人は何にメリットを感じているんだろう。本当に大丈夫なのかと言われていたのをどう説得しているんだろう、というところから。どこにメリットがあると主張をされ、かつ会社は納得をしているのか、というところからまずは伺っていこうかと思います。

福吉 会社の人間も中継を見ているかもしれないので、あんまり余計なことを言うなと言われそうなんですけど。みんなが、じゃあ、100パーセントの納得をしているかというと、もしかしたらそうじゃない方もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。ただ、僕たちは、けっこう酒類業界はご存じかもしれませんが、実は総需要というものがあるんですね。どれだけ出荷をしているかという、お酒を。総需要というのは、お酒の業界というのは、右肩下がりなんですよね。どうしてかというと、やっぱり高齢化社会ですよ。やっぱり年齢が上がってくると、お酒を飲んでいる方も一人ひとりの方の酒量が下がっていくという現状があります。もう1点は、そこを昔は、いわゆる高度経済成長期とかというのは、人が増えていっていたという、若年層が増えていったので、下がっていっても、そこをカバーする人数がいたという現実があったんですけど、それが無くなっていって、上が重い感じの人口構成比になっていること。

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eスポーツのマーケティング活用を学ぶ
  • 全3回

eスポーツのマーケティング活用を学ぶ

ゲームを使ったeスポーツ大会は、若者世代を中心に会場観戦者数、ネット中継観戦者数ともに右肩上がり。マーケティングツールとしてeスポーツは有望なのか? 日本最大級のリーグ「RAGE」と、プロを擁するチームの運営者、それらをスポンサーする企業の担当者が、eスポーツの可能性を語り合います。

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