花粉の話題がお茶の間に上り始める前から、ファミリーマートは花粉対策商品を充実させている。一方、定番化したサラダチキンは、「カラムーチョ」味が登場したり、おにぎりの具材に“変身”したりと、消費者を飽きさせない「変種」が相次いで姿を現している。
2018年の酷暑の影響で、19年は花粉の飛散量が例年より多くなるという観測報道が相次いでいる。例年より高い花粉対策需要を見越して、ファミリーマートはすでに商品を充実させている。売れ筋は「息苦しくない使いきりマスク」(税込み292円)だ。人気の理由は、7枚で300円以下というコストパフォーマンスの良さにある。
コスパの良い商品が人気を集める一方で、高級マスクも売れている。その理由は高機能性にある。3枚で1000円超と高級な「花粉を水に変えるマスク」(税込み1080円)は、花粉症の原因となるアレルゲン物質を水と二酸化炭素レベルにまで分解して無力化するとうたう。この機能性の高さが、より強力な花粉症対策を望む層に刺さった。「昨年の売れ行きを受け、今年はスモールサイズも追加した」(ファミリーマート)という。
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