花粉の話題がお茶の間に上り始める前から、ファミリーマートは花粉対策商品を充実させている。一方、定番化したサラダチキンは、「カラムーチョ」味が登場したり、おにぎりの具材に“変身”したりと、消費者を飽きさせない「変種」が相次いで姿を現している。

店舗概要
「ファミリーマート サンシャイン南店」
東池袋にある「サンシャイン60」に近く、大型スーパーや専門学校にも隣接。利用客はビジネスパーソンと学生が多い
東池袋にある「サンシャイン60」に近く、大型スーパーや専門学校にも隣接。利用客はビジネスパーソンと学生が多い
定店観測日 2019年2月13日(水) *情報は当時のもの

 2018年の酷暑の影響で、19年は花粉の飛散量が例年より多くなるという観測報道が相次いでいる。例年より高い花粉対策需要を見越して、ファミリーマートはすでに商品を充実させている。売れ筋は「息苦しくない使いきりマスク」(税込み292円)だ。人気の理由は、7枚で300円以下というコストパフォーマンスの良さにある。

「息苦しくない使いきりマスク」(税込み292円)は7枚入りでコスパがいい。サイズがスモール、レギュラー、ラージの3種用意され、自分に合ったものを選べる点が人気
「息苦しくない使いきりマスク」(税込み292円)は7枚入りでコスパがいい。サイズがスモール、レギュラー、ラージの3種用意され、自分に合ったものを選べる点が人気

 コスパの良い商品が人気を集める一方で、高級マスクも売れている。その理由は高機能性にある。3枚で1000円超と高級な「花粉を水に変えるマスク」(税込み1080円)は、花粉症の原因となるアレルゲン物質を水と二酸化炭素レベルにまで分解して無力化するとうたう。この機能性の高さが、より強力な花粉症対策を望む層に刺さった。「昨年の売れ行きを受け、今年はスモールサイズも追加した」(ファミリーマート)という。

「花粉を水に変えるマスク」(税込み1080円)。「ハイドロ銀チタン」でアレルゲン物質を分解するとうたう。眼鏡利用者に便利な曇り止め付き。昨年の人気を受け、今年からサイズは2種で展開
「花粉を水に変えるマスク」(税込み1080円)。「ハイドロ銀チタン」でアレルゲン物質を分解するとうたう。眼鏡利用者に便利な曇り止め付き。昨年の人気を受け、今年からサイズは2種で展開
ゴーグルやマスクなどの花粉対策商品が2月から充実。マスクはコスパ、高機能性に加え、サイズ展開も売れるためのカギとなっている
ゴーグルやマスクなどの花粉対策商品が2月から充実。マスクはコスパ、高機能性に加え、サイズ展開も売れるためのカギとなっている

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