ファミリーマートで人気を集めているのはロングセラーブランドだ。山崎製パンはハバネロスナックでおなじみの東ハトとコラボし、ファミマ限定「ランチパック」に激辛ブームを取り入れた。大正製薬は2019年開催のラグビーW杯に合わせ「リポビタンD」の限定ボトルを発売。「古くて新しい」魅力で、売り上げ増につなげた。
店舗概要
パンコーナーでは、棚の最上段に並ぶ、激辛フレーバーの新商品に注目が集まっている。19年1月に発売された山崎製パンの「ランチパック ハバネロ入りメンチカツ 東ハト監修」(税込み165円)は、東ハトの人気激辛スナック「暴君ハバネロ」をイメージしたハバネロパウダーが効いた激辛菓子パンとしてヒット。スナック菓子やカップ麺ではもはや定番となった激辛フレーバーが今、菓子パンでも新市場を形成しつつある。
ランチパックシリーズは発売から30年以上経過したものの、今も年間約4億個という製造個数を誇るロングセラー商品だ。さまざまな味の商品を発売することで、継続的な人気を保っている。1年間にリリースされる商品数は約150種類にも上る。ピーナッツ味やたまご味などの全国発売の定番商品の他、各地方の特産物を使った地域限定商品や、各工場が独自で開発している商品といったレア種もある。ファミマ限定の激辛フレバーはこれまでにありそうでなかった商品として、人気を集めた。
19年1月にはハバネロ味のほか、「ランチパック コーヒークリーム&ホイップ」(税込み128円)、「ランチパック ミルキークリーム&いちごジャム」(税込み138円)も同時発売。いずれも堅調に売れている。
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