発売後3カ月で1700万個売れた「悪魔のおにぎり」が刷新。“悪魔”はシリーズ化し、焼きうどんやパンなどヒット商品を連発している。節分シーズンに先駆け投入した「ミニ恵方巻き」は、おにぎりに代わる昼食需要を捉えた。パッケージのQRコードから、恵方巻きの予約を受け付けるデジタルマーケティングも展開した。
おにぎり棚では、ヒット商品の「悪魔のおにぎり」(税込み110円)が早くもリニューアル。同商品は2018年10月の発売後、すぐに連日売り切れるほどの人気商品になった。その販売数は、3カ月足らずで累計約1700万個に達した。白だしで炊いた米に天かすと青のり、天つゆなどを混ぜ合わせた従来品に、ごま油とネギを加えることでさらにパワーアップ。悪魔の魅力のとりこになる人が続出している。
悪魔のシリーズ化で次々ヒット
この悪魔のおにぎりのヒットを受け、ローソンはシリーズ化。「悪魔シリーズ」は悪魔のおにぎりの固定ファンが飛びつき、早くもヒット商品を連発している。シリーズの1つである「悪魔の焼うどん」(税込み399円)は、別添えのアオサノリ入りの大量の天かすを麺に混ぜて食べるのがポイント。ジャンクな味わいとボリューム感が、20~30代の若い男性を中心に支持を集めた。さらに19年1月22日には「悪魔のパン」「悪魔のトースト」といったパン商品も登場。“魔の手”がさまざまなジャンルに広がっている。
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