男性用リップクリームが躍進

 季節関連品のヒットがコーナー全体の売り上げを牽引しているのは、化粧品・日用品の棚も同じだ。

唇の乾燥が気になる季節、リップクリームが男性客にも人気。「テカらないが保湿力は高い」が、ヒット商品のキーワードとなっている
唇の乾燥が気になる季節、リップクリームが男性客にも人気。「テカらないが保湿力は高い」が、ヒット商品のキーワードとなっている

 「MEN’S TBCメンズリップクリーム」(税込み378円)は、今シーズンのヒットアイテム。売り上げ好調につき、3フェイスで販売している。「スキンケアに興味や関心を抱く男性が増えたこともあり、男性用化粧品の出荷額は10年で約2倍に増加している。スキンケアに機能性だけでなく、美容要素を求める声も高まっていた」(ファミリーマート)。実際、ファミリーマートにおけるリップクリーム購買層は、男女比にして4:6とほぼ半々だ。

「メンズTBC リップクリーム」(税込み378円)。メンズエステのTBCが手掛ける、潤いを与えつつテカる心配がないリップクリーム
「メンズTBC リップクリーム」(税込み378円)。メンズエステのTBCが手掛ける、潤いを与えつつテカる心配がないリップクリーム

 MEN’S TBCメンズリップクリームが女性向け商品と明らかに違うのは、「テカらずうるおう」という点。ツヤ感を抑えつつ、高い保湿力を維持したリップクリームが男性消費者の心をつかんだ。

 女性用のリップクリーム市場も引き続き活況だ。売れ筋の2トップは最安値の「メンソレータム薬用リップスティック」(税込み330円)と最高値の「DHC薬用リップクリーム」(税込み756円)。価格面では二極化傾向にある。値段で選ぶか、美容系に強いブランドで選ぶか。消費者の好みが明確に分かれる結果となっている。

「DHC 薬用リップクリーム」(税込み735円)。オリーブバージンオイルやアロエエキス、甘草誘導体やビタミンEなどの保護成分を配合
「DHC 薬用リップクリーム」(税込み735円)。オリーブバージンオイルやアロエエキス、甘草誘導体やビタミンEなどの保護成分を配合

菓子系喉あめは「龍角散」に軍配

 菓子のあめが並ぶ棚では今冬、喉あめのラインアップが充実している。

龍角散や薬用養命酒など、健康のイメージが強いブランドを冠した喉あめが好調。風邪対策として購入していく顧客の姿が目立つ
龍角散や薬用養命酒など、健康のイメージが強いブランドを冠した喉あめが好調。風邪対策として購入していく顧客の姿が目立つ

 菓子のあめの売り上げは前年比98~99%と横ばいで推移。「あめの需要はグミに取って代わられている部分もあるが、風邪・花粉・猛暑対策商品や高価格帯の商品は売上が伸長している」(ファミリーマート)。

 最も売れている菓子系の喉あめは「龍角散ののどすっきり飴袋」(税込み257円)。ブランド力が高い商品の強さを見せつけた格好だが、18年は大正製薬、ムンディファーマ(イソジン)、カンロ、養命酒など、各社が様々な切り口・コンセプトの商品を市場に投入。今後はより“目的買い”を意識した購買行動が高まりそうだ。

「龍角散ののどすっきり飴(袋入り)」(税込み257円)。「龍角散のハーブパウダー」と19種類のハーブエキスを配合した、袋入りの喉あめ
「龍角散ののどすっきり飴(袋入り)」(税込み257円)。「龍角散のハーブパウダー」と19種類のハーブエキスを配合した、袋入りの喉あめ

(写真/古立康三)