風邪シーズン到来を前に喉あめ市場が活況

 風邪シーズンの到来を前に健康関連コーナーでは喉あめが活況だ。ファミマで販売している喉あめは、大きく分けて2種類ある。医薬品に準じて有効成分による効果が認められている指定医薬部外品と、菓子としての喉あめだ。指定医薬部外品の喉あめは「お菓子の喉あめと比べ、効能・効果に期待できる点が消費者の注目を集めた」(ファミリーマート)という。

 なかでも、18年10月発売の「浅田飴 薬用のど飴N(ニッキ)」(税込み324円)は出足が好調。浅田飴とコラボしたファミリーマートのオリジナルとなる同商品は、16年の発売以来、快進撃を続ける指定医薬部外品「浅田飴薬用のど飴C(クール)」(税込み486円)、「浅田飴 薬用のど飴K(カリン)」(税込み486円)の新シリーズとして登場。従来の缶入りタイプと比べ、少容量で低価格なパウチタイプの袋入りの新商品は手軽に試し買いができるだけでなく、持ち運びに便利な点も受けているという。

菓子コーナーの喉あめと双璧を成して売れているのが、指定医薬部外品の喉あめだ
菓子コーナーの喉あめと双璧を成して売れているのが、指定医薬部外品の喉あめだ
「浅田飴 薬用のど飴N(ニッキ)」(税込み324円)。缶入りに比べて小容量かつ低価格なパウチタイプの袋入りが、試し買い需要にも合致
「浅田飴 薬用のど飴N(ニッキ)」(税込み324円)。缶入りに比べて小容量かつ低価格なパウチタイプの袋入りが、試し買い需要にも合致

ワンコイン以下のペットボトルワインが増加の兆し

 ワインコーナーの注目は「ペットボトル入りワイン」だ。ペットボトル容器に入ったワインは、瓶入りに比べて軽量のため持ち帰りやすいというメリットがある。ペットボトル入りに加えて、コンビニでの売れ筋キーワードは「ワンコイン」。ファミマ限定販売の「リスタイル」(税込み398円)、「酸化防止剤無添加赤ワイン」(税込み498円)、「フェスティバル」(税込み398円)は、いずれもフルボトルが500円以下で買えるというコストパフォーマンスの高さから、コンビニワインの“入り口”としての需要が高まっている。

ワインの売り上げは昨年大きく伸長。「ペットボトル入り」「500円以下」の手軽さで新規ユーザー層を狙う
ワインの売り上げは昨年大きく伸長。「ペットボトル入り」「500円以下」の手軽さで新規ユーザー層を狙う
「リスタイル」(税込み429円)。ワインの輸入量1位のチリ産ワインは、コスパの良さからもコンビニワインの“入り口”に
「リスタイル」(税込み429円)。ワインの輸入量1位のチリ産ワインは、コスパの良さからもコンビニワインの“入り口”に

 ワインコーナー全体を通じて最も売れているのはチリワイン。「アルパカ カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー」(税込み627円)と「アルパカ ピノノワール」(税込み627円)が代表格だ。

 関税の低さもチリワイン人気を後押しする。07年に締結された日・チリ間の経済連携協定により、チリワインの関税は19年に0%になるといわれている。ワイン購入者の客単価は非購入者に比べて高くなる傾向があるため、「今後もさらなるワイン市場の拡大に期待したい」(ファミリーマート)という。

(写真/古立康三)