梅雨明けから盛夏までの期間は、コンビニエンスストアにとって年間で最大の商戦期となる。この時期のヒット商品が店全体の売り上げを大きく押し上げる。今夏は、夏場に売り上げが下降する傾向にあるはずのカップ麺やカップスープが好調だ。ヒット商品のキーワードは「辛酸」だ。カップ麺にとどまらず、スナック菓子の棚でも辛酸を取り入れたヒット商品が生まれている。
店舗概要
「ローソンTOC大崎店」
定点観測日 2018年7月17日(火) *情報は当時のもの

JR大崎駅直結の複合施設「大崎ニュー・シティ」内のオフィスビルに併設する店舗。利用客にはビジネスパーソンが多い
まずは、カップ麺とカップスープの棚に注目。「暑い時期に熱い汁麺を食べたくない」「食欲が落ちているときは、サッパリしたものが欲しくなる」という多くの消費者のニーズから、夏場はカップ麺の売り上げが下降気味になるのが通例だという。だが2018年は、例年より梅雨明けが早く高気温が続くにもかかわらず、カップ麺の売り上げは前年同月比で5%増と好調をキープしている。
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