夏に向けた売り場づくりが本格化するこの時期、消費トレンドにも「夏感」がある商品が増える。リフレッシュ効果が期待される強炭酸飲料や、清涼感と「インスタ映え」する見た目が好まれるチョコミント味の商品など、新たなヒットの潮流が見えてきた。

定点観測日 2018年6月13日(水)*情報は当時のもの
まず注目したのは、ドリンクコーナーで快進撃を続ける炭酸飲料だ。

夏に向けて強炭酸飲料ブームが加速
夏場は炭酸飲料の販売が伸長する傾向があるとはいえ、「ウィルキンソン タンサン ドライ」(税込み103円)、「カナダドライ ザ・タンサン・ストロング」(税込み98円)、「サントリー 南アルプススパークリング」(税込み103円)など、合計20フェイスでゴンドラ2列分を占有する注力ぶり。とりわけ強炭酸飲料の存在感が際立つ。
もともとアルコールの割材として売られていた無糖炭酸飲料だが、500mlペットボトル入りの「ウィルキンソン タンサン」が2011年に発売されたことを機に、無糖炭酸飲料のストレート飲用という新しいスタイルが市場に定着した。その後、ダイエットや食欲増進効果への期待などが話題を集め、コンビニでも無糖炭酸飲料がじわじわと売り場を拡大中だ。
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