4月から5月にかけて各社から新商品が続々と発売されるなか、コンビニの売れ筋商品にも変化が見られる。ヒットのキーワードは「糖質オフ」と「パワーチャージ」だ。ローソンTOC大崎店では、デザートケース上にも糖質オフ商品を陳列する奇策を実施。常温和洋菓子全体の売上高は前年比で15%増となる成果につながった。

店舗概要
「ローソンTOC大崎店」
本社直営店舗。JR大崎駅直結の複合施設「大崎ニュー・シティ」内のオフィスビルに併設されている。利用客にはビジネスパーソンが多い
本社直営店舗。JR大崎駅直結の複合施設「大崎ニュー・シティ」内のオフィスビルに併設されている。利用客にはビジネスパーソンが多い

 今回はまず、パンの棚に着目した。従来の小麦粉と比べ、糖質の少ない小麦ブランを使用した低糖質の「ブランパンシリーズ」の売り上げが好調のようだ。同シリーズはローソンが力を入れる戦略商品の一つ。2012年に発売されて以来、低糖質なのにおいしいパンとして健康志向の高い顧客を中心に支持を得て、17年10月時点で累計販売数は1億5000万個以上となった。その後も着実に売り上げを伸ばしている。

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