日本コカ・コーラは、同社のコーヒー飲料「ジョージア」をブランド刷新し、2023年3月20日にペットボトルタイプ6種類を新たに発売した。今回のブランド刷新では「働くおじさん」向けとして定着していた缶コーヒーのイメージを払拭し、20代や女性に向けたマーケティングを展開するという。
缶コーヒーの「ジョージア」が登場したのは1975年。以来50年近くにわたって飲用され、容器入り飲料(RTD)のコーヒーブランドとして「定番」ともいえる地位を確立している。
ジョージアのブランド刷新第1弾は、ペットボトルタイプの「ジョージア ジャパン クラフトマン」シリーズだ。従来のラインアップを「ジョージア THE ブラック」「ジョージア THE ラテ」「ジョージア THE 微糖」「ジョージア THE ゼロ」に変更し、マスターブランドとして展開するとともに、新製品として小容量タイプの「ジョージア キャラメルアフォガート ラテ」「ジョージア ビターショコラ ラテ」を追加。その一方で「ラテニスタ」「ショット&ブレイク」などのサブブランドを廃止した。
リブランディングではなくブランド刷新と強調
日本コカ・コーラ マーケティング部コーヒー事業部の朴英俊部長は「1975年にジョージアが誕生して以来、最大規模のブランド刷新」と話す。「リブランディングと言うとジョージアブランドを廃止して、別のブランドにするというニュアンスが入ってくる。1975年から続いているジョージアブランドをさらに成長させるために、ブランドを構成する要素である製品やロゴ、コミュニケーション施策を刷新したので『ブランド刷新』という言葉を使っている」(朴部長)
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