ロシアの軍事侵攻によって、経済活動が大きく阻まれているウクライナ。同国の家具産業をサポートするイベントが米国の家具展示会「ラスベガスマーケット」(2023年1月29日~2月2日)で開催され、ウクライナ企業が出展した。
参加したのは家具メーカーを中心に、服やギフトアイテムを作る15社。参加をサポートしたのは海外諸国での産業振興や開発援助を行う米政府機関USAID(アメリカ合衆国国際開発庁)だ。ウクライナの家具産業が、今後の国外進出を図るきっかけとなることを狙った。
家具メーカーは戦時中も運営を続けているが、攻撃によって社屋や工場を破壊されたところも少なくない。社員の避難や停電の影響を受け、従来並みの操業を続けるのが困難な状況だ。国内での売り上げは下がり、海外へ活路を見いだすことが必至となっている。USAIDは、攻撃が激しい東部地域から西部地域へメーカーが転居することや社員の安全確保についても支援を行っている。
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