土屋鞄製造所(東京・足立)は2023年1月31日、24年度に入学する小学生向けのランドセルを発表した。人工皮革を使った6万円台のものから、天然牛皮などを使った10万円台のものまで、全9シリーズ52製品をそろえる。ランドセル業界では各社がジェンダーレスを意識した製品を投入しており、土屋鞄もラインアップを強化している。
土屋鞄製造所が発表した2024年度入学向けランドセルは、全9シリーズ52製品だ。色は黒や赤だけでなく、明るい薄紫やピンク、水色、緑色、グレーやキャメルカラーなど約40色ある。同じ赤色でも、シリーズによって鮮やかさなど色調が微妙に異なるものをそろえている。
ベーシックなモデルは23年度入学モデルとほぼ同じ仕様となっている。注目は、性別にとらわれないジェンダーレスを指向したランドセル「RECO(レコ)」シリーズの新色、ファッションブランド『ミナ ペルホネン』とのコラボによる「ATELIER(アトリエ)」シリーズの新作、家紋のデザインを手掛ける工房『京源』の職人による紋をデザインに取り入れた新シリーズ「HERTE(ヘルテ)」だ。
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