武蔵野美術大学のソーシャルクリエイティブ研究所とシンクタンクの日本総合研究所は、「自律協生社会」の実現を目指して「自律協生スタジオ」と呼ぶ共同研究拠点を、2022年11月1日に同大市ヶ谷キャンパス内に開設。同日にキックオフイベントとしてシンポジウム「自律協生社会のデザイン~主体的・自律的に生きる社会の実現に向けた美術大学とシンクタンクの共同研究~」を開催した。
ソーシャルクリエイティブ研究所と日本総研は、主体的・自律的に生きる個人が自由を享受し、他者や自然、テクノロジーと力を合わせることで実現できる生き生きとした社会を「自律協生社会(Convivial Society)」と名づけた。自律協生社会の実現が個人のウェルビーイング(心身の健康や幸福)につながり、日本社会の活力を向上する鍵になると考えている。その共同研究の場として同大市ヶ谷キャンパスに「自律協生スタジオ」(以下「コンヴィヴィ」)を開設した。
3年間で3つの研究テーマを推進
コンヴィヴィは、産官学や全国各地で活躍する人や組織、同大に関連した研究者たちが出会い、新たな知と実践を生み出す共創の場にする。地域に変革を起こす技術や方法を形式知化したり体系化したりすることで、自律協生社会の実現に向けて道筋を考える。
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