一般社団法人フェーズフリー協会(東京・文京)は「フェーズフリーアワード2022」の受賞企業・団体を発表した。「事業部門」と「アイデア部門」の2部門があり、部門ごとに審査員が「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」を選ぶ。ほかにも、部門ごとに一般閲覧者のWeb投票による「オーディエンス賞」がある。
同アワードは今回が第2回。フェーズフリーとは、「日常時」と「非常時」という2つのフェーズをフリーにするという意味。身の回りにある製品やサービスを、日常時だけでなく非常時にも役立つようにするという考え方だ。
非常時のみに取り出して使う防災用品などと異なり、フェーズフリーの考え方を取り入れた製品やサービスは、日常生活の中で愛着を持って利用しているものを、非常時にも役立てることができる。同協会はこうしたフェーズフリーの考え方の理解の促進と社会への普及を通し、安心で安全な社会の実現を目指しているという。
ごみ処理施設を防災拠点に
今回、「事業部門」の「ゴールド」には愛媛県今治市とプラント関連企業のタクマによる「今治市クリーンセンター(バリクリーン)」を、「アイデア部門」の「ゴールド」には法政大学現代福祉学部水野雅男研究室の「CAMP in Campus for well-being」を選択。2022年9月12日に発表した。
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