1994年のオープン以来、恵比寿のランドマーク的存在として親しまれてきた複合商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」。商業棟「センタープラザ」に開業時から入居していた「恵比寿三越」が2021年2月に閉店した後、大幅なリニューアルを実施していたが、22年11月8日に全フロアがグランドオープンした。新業態4店舗を含む26店舗の中から、注目の店舗を紹介する。
新業態4店舗を含む26店舗が出店
サッポロ不動産開発が運営する「恵比寿ガーデンプレイス」は、敷地面積約8万3000平方メートルにオフィスタワー、ホテル、店舗、シャトーレストラン、高層住宅などがある巨大な複合商業施設。今回リニューアルオープンしたのは、アーチ状の大屋根が特徴の「センター広場」に面した商業棟「センタープラザ」だ。地下2階、地上2階の建物に、4店舗の新業態を含む26店舗のテナントが出店している。
ゴールドウインが3ブランドを関東最大の店舗面積で出店
1階は、物販6店舗・飲食1店舗の7テナントからなるフロア。都市生活者の生活をサポートする体験型店舗が多い印象。注目は、関東最大の約300坪という店舗面積で「プレイアースキッズ」「ザ・ノース・フェイス」「ニュートラルワークス.」の3ブランドを出店しているスポーツアパレルメーカーのゴールドウインだ。
売り場面積の約半分を占めるザ・ノース・フェイスは、同ブランド初のキャンプ特化型の新業態。「都心でテントを張ってキャンプの提案ができる店舗」を目指し、初めてキャンプをする層に向け、同ブランド初のキャンプギアレンタルサービスを正式に開始するほか、テントの設営方法などのレクチャーも随時実施する。
同社が展開するキッズアイテムを横断的に扱う「プレイアースキッズ」は新業態。着られなくなったキッズ製品を買い取り、クリーニング後にリペアしてアップサイクル商品として販売するサステナブル・レーベル「GREEN BATON(グリーン・バトン)」の第1号製品を販売するほか、商品販売以外にも子供を対象としたさまざまなワークショップを展開する予定だ。
「プレイアースキッズ」の隣には、アスレチックブランドのセレクト業態「ニュートラルワークス.」が出店。日々の心身のメンテナンスをテーマにしたブランドだけあって、アパレルばかりではなく、0.8秒で体表形状測定ができる3Dボディースキャンを初導入した「NEUTRALWORKS.ROOMS」のコーナーや、そのデータを基に、恵比寿店限定のパーソナルトレーニングプログラムが体験できるコーナーがある。また、よりよい睡眠に着目して国内のマットレスメーカーと協業して開発した、ブランド初となる寝具も発売している。
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