日本パッケージデザイン協会は2022年9月14日、「日本パッケージデザイン大賞2023」の受賞作品を発表した。応募総数1060点の中から31点の入賞作品を選出。最高賞となる大賞は、資生堂の「BAUM(バウム)」が受賞した。

VI・BI部門『BAUM』 応募社:資生堂クリエイティブ cl. 資生堂
VI・BI部門『BAUM』 応募社:資生堂クリエイティブ cl. 資生堂

 「日本パッケージデザイン大賞」は、パッケージデザインの社会的地位向上を目指し、1985年から隔年で開催しているコンペティションだ。募集作品の部門は「食品」「アルコール飲料」「一般飲料」「菓子」「化粧品」「ボディ&ヘルスケア」「ホームケア&電化製品・雑貨」「贈答品」「輸送用ケース」「VI・BI」の10種類。審査基準は「創造性」「審美性」「機能性」「市場性」「社会性」の5つで、包装資材としての機能性だけでなく、デザイン的な価値や商品、ブランドの在り方も重視し、パッケージデザイナーの目線で評価することが特徴だ。画像による一次審査を経て、協会会員審査員と前回大賞受賞者、外部特別審査員の計15人が、実物を見ながら二次審査を実施。20回目となる今回は、大賞1点のほか、金賞7点、銀賞12点、銅賞10点、特別審査員賞4点を選出した。

大賞作品選出は満場一致

 大賞を受賞した資生堂の「BAUM(バウム)」は、2020年5月に誕生したスキンケア製品を中心としたブランドだ。循環する資源の象徴である「樹木との共生」をテーマに、サステナビリティーを軸としたブランディングを展開している。

 90%以上を自然由来の素材から製造し、リフィル(詰め替え)容器やパッケージにも植物由来のPETや紙を採用。一部商品のパッケージには、カリモク家具(愛知県東浦町)の製造工程で出る家具の端材を使用し、その材料であるナラの苗木の育成や植樹、森の保全活動などにも取り組んでいる。

バウムの外箱。適正管理された森林木材による製品であることを証明するFSC森林認証紙を使用している(左)。アーティスト、ブライアン・ナッシュ・ジルの作品でデザインしたエコバッグ。ショッピングバッグが必要な購入者に販売している(右) (写真提供/資生堂クリエイティブ)
バウムの外箱。適正管理された森林木材による製品であることを証明するFSC森林認証紙を使用している(左)。アーティスト、ブライアン・ナッシュ・ジルの作品でデザインしたエコバッグ。ショッピングバッグが必要な購入者に販売している(右) (写真提供/資生堂クリエイティブ)

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