新型コロナウイルス感染症拡大は、米国でもオフィスの在り方を大きく変えた。室内だけでなく、テラスや屋上をワークスペースとして利用する動きが広がり、オフィス家具メーカーも屋外用の家具を充実させている。

米スチールケースが組み合わせ案として見せる屋外ワークスペースの一例(出所、https://www.steelcase.com/)
米スチールケースが組み合わせ案として見せる屋外ワークスペースの一例(出所、https://www.steelcase.com/)

 企業が屋外を活用する理由は感染リスクを下げることはもちろんだが、リラックスした職場環境のアピールも狙いだ。くつろげるオフィスが安心感を与え、優秀なビジネスパーソンの確保につながる。

 例えばオフィス家具メーカーの米スチールケースは、カフェのようなテーブルや椅子、床でくつろげるクッションなどのアイテムを豊富にそろえる。アイテムの組み合わせによって、多様なスペースを生み出せるのが魅力だ。

スチールケースが販売する屋外用アイテム
米スチールケースが販売する屋外用アイテム
ベンチでのミーティングやリラックスした体勢での仕事も可能
ベンチでのミーティングやリラックスした体勢での仕事も可能

テーブルをベランダの柵に引っ掛けて使う

 在宅用にも、ちょっとした工夫を加えて屋外で仕事がこなせるようにした家具が出てきた。米インタービルドの製品は、テーブルをベランダの柵に引っ掛けて使う。

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