コーセーが、東京都中央区にあるコンセプトストア「Maison KOSÉ銀座」の1階部分を、2022年8月から全面リニューアルしている。最先端のメイクシミュレーター「COLOR MACHINE」などを新たに導入し、新型コロナウイルス禍にふさわしい最先端の体験価値を提供中だ。
「Maison KOSÉ銀座」は、「Find Your Own Beauty」をコンセプトにしたコーセーのコンセプトストア。デジタルと体験を融合させた新たなコミュニケーションの場として、2019年12月にオープンした。コーセーの展開するブランドを横断的に取りそろえ、商品の試用・購入ができるほか、新たな美容体験ができる「ビューティアトラクション」なども用意。このコンセプトストアの1階部分が、22年8月に全面リニューアルオープンした。
リニューアル後の1階フロアは、大きく4つのブースに分かれる。1つ目のブースには、コーセーの研究所と東京工業大学の渡辺研究室が共同開発した技術を応用した最先端のメイクシミュレーター「COLOR MACHINE」を導入。高速なプロジェクションマッピング技術を応用し、顧客の顔の上に直接メイクを投影する。
サステナビリティーへの取り組みも強化
2つ目のブース「GREEN ATELIER」では、モーンガータ(東京・練馬)が展開する「SminkArt(スミンクアート)」を体験できる。SminkArtは、役目を終えたメイクアップ化粧品から作る絵の具。コーセーは以前からサステナビリティー(持続可能性)に関する取り組みに力を入れており、モーンガータの考えにも賛同していた。SminkArtを使用したワークショップなども開催しており、それが今回常設で体験できるようになった。
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