フランス・パリ郊外ヴィルパントの広大な見本市会場で開かれる、インターナショナルインテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ」が再開された。取材してみると、見えてきたのはアフターコロナのオフィスデザインだった。

 フランス・パリ郊外ヴィルパントの広大な見本市会場で毎年2回開かれる、インターナショナルインテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ」。新型コロナウイルス禍を乗り越えて再開した2021年9月は、出展数もバイヤー数も多くはなかったが、多くの参加者が満足できる成果をもたらし、成功したと言われた。しかし続く22年1月の開催は再び新型コロナの影響で3月に延期となった。

 そして22年9月8~12日にかけて再開されたメゾン・エ・オブジェは、新型コロナ禍であることを忘れてしまいそうなくらい大々的なものだった。見本市会場の7つの巨大なホールが使われた今回は、出展者数もビジター数もコロナ禍以前に戻り始めた。マスクをする人もアルコールジェルを使うも人もまれだった。

パリ郊外ヴィルパントの広大な見本市会場で開かれる、インターナショナルインテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ」
パリ郊外ヴィルパントの広大な見本市会場で開かれる、インターナショナルインテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ」

 具体的な数字を挙げてみると出展数2269(初参加589社、フランスのブランド1058社、フランス以外が1211社)、147の国・地域からビジター5万8688人のうち64%がフランス、36%は外国からの参加者だ。外国からの来場者ではベルギー、イタリア、オランダなど、欧州の国々がトップ7に入り、続いて米国、韓国となる。ちなみにコロナ禍前の19年秋の出展ブランド数は3137、参加は149の国・地域、ビジター7万6862人なので、まだ完全に戻ったとは言えないが、22年も「メゾン=家」や「オブジェ=雑貨」に関するありとあらゆるもの……フォークやスプーン、お皿に始まるテーブルウエアからキャンドル、前掛け、部屋履き、そして椅子、机、ベッドはもちろん、じゅうたん、つぼ、バーベキューセット、そして室内フィットネスギアに至るまで、さまざまな製品が並ぶ。展示を見ているとすぐに目移りしてしまうような種類と数だ。

 会場は大きく「メゾン=家」と「オブジェ=雑貨」の2つが左右(南北)に分けられ、その中でまた用途やテーマにより10以上のコーナーに分けられた。「リネン」「クック&シェア」「クラフト」「キッズ&ファミリー」「トゥデイ」など、さまざまなコーナーの中で注目されたコーナーの1つが「WORK!」だ。21年に続き、目立っていた。

MOM(メゾン・エ・オブジェ&More)は、ネットでBtoBのやり取りができる登録制プラットフォーム。その案内インスタレーションが入り口に
MOM(メゾン・エ・オブジェ&More)は、ネットでBtoB(企業向け)のやり取りができる登録制プラットフォーム。その案内インスタレーションが入り口に
6つに分かれた入り口には、そこから何のコーナーにつながっているかがクリアに分かる表示オブジェが置かれている
6つに分かれた入り口には、そこから何のコーナーにつながっているかがクリアに分かる表示オブジェが置かれている
世界から集まる出展者。日本の出展は今回18社
世界から集まる出展者。日本の出展は今回18社
「WORK ! 」=仕事!コーナーの一部。出展者とバイヤーが、環境問題や人間工学などにも触れて会話する
「WORK ! 」=仕事!コーナーの一部。出展者とバイヤーが、環境問題や人間工学などにも触れて会話する
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