乳幼児施設向けの教材や遊具の製造販売などを手がけるジャクエツ(福井県敦賀市)が、ファッションブランドminä perhonen(ミナ ペルホネン)とコラボレーションした園児用の制服や、元陸上選手の為末大氏が監修した大型遊具を開発している。多様な専門家と手を組み、個性的な商品を打ち出していく。

minä perhonenがデザインした園児用制服「シングルジャケット(S字タイプ)」
minä perhonenがデザインした園児用制服「シングルジャケット(S字タイプ)」
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 「あそびが未来の種になる」をテーマにジャクエツが2022年6月に開催した「こども環境サミット2022」で、これらの新製品を発表した。新作の展示に加えてさまざまな業界の講師によるトークショーを実施する同イベントは、17年の1回目以降1年おきに開催してきたが、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、今回、3年ぶりの開催となった。イベントの来場者は、遊具などジャクエツ製品の取引先である幼稚園や保育園、こども園の運営者ら、幼児教育、保育業界関係者が多くを占める。

 数ある新商品の中で目を引いたのが、ファッションブランドminä perhonen(ミナ ペルホネン)とコラボレーションした園児用の制服だ。今回発表したプルオーバータイプのブラウスやカッターシャツなど合計6商品の中でも特にユニークなアイテムが、前身ごろの合わせ部分がS字を描いた「シングルジャケット(S字タイプ)」だ。同商品は、今回発表した園児用の制服商品群のコンセプトに掲げた、「想い出が咲き誇る制服」を、minä perhonenらしい生地使いで見事に体現している。

生地を切り取るとモチーフが現れる

 シングルジャケット(S字タイプ)の生地は2重織りになっており、円形部分の生地をハサミなどで切り取ると、刺しゅうで施した花やちょうちょといったモチーフが現れるようになっている。例えば、入園日や初めて逆上がりができた日といった記念日に生地を切ることで、新たな刺しゅうが現れ、そこに思い出や記憶を重ねることができるのだ。