パソコン用ゲームプラットフォーム「Steam(スチーム)」を運営する米バルブは2022年8月4日、携帯ゲーム機「Steam Deck」の日本国内での予約受け付けを開始した。欧米で22年2月にで発売後、品薄が続いていたが、半導体不足が解消しつつあると公表していた。韓国など他のアジア地域でも販路を拡大する。

形はNintendo Switchにも似ているが幅は298ミリメートル(Switchは幅208~242ミリメートル)と比べると一回り大きい
形はNintendo Switchにも似ているが幅は298ミリメートル(Switchは幅208~242ミリメートル)と比べると一回り大きい
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 Steam Deckは7型画面の左右にコントローラーを備えた携帯型のゲーム機。「SteamOS」と呼ばれる独自のOSを搭載しており、3000以上のゲームタイトルに対応している。22年2月の発売後、半導体不足の影響で品薄状態となっていたが、サプライチェーンの問題が解消されつつあるため増産が可能になったと22年7月末に公表していた。日本の他には、韓国、台湾、香港でも予約受け付けを開始する。22年内の出荷を予定する。

 64GBストレージのモデルが5万9800円(税込み、以下同)、256GBストレージモデルが7万9800円、512GBモデルを9万9800円。購入するには、在庫が確保された後に送られるメールを受け取ったうえで、72時間以内に購入の手続きをする必要がある。予約には1000円がかかるが、購入時の代金から差し引かれる。

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Steam Deckの予約サイト

 製品は、22年8月6日~7日に京都で開催されるインディーゲームの展示会「BitSummit」や、同9月15日~18日に幕張メッセ(千葉市)で3年ぶりにリアル開催が復活する「東京ゲームショウ2022」で展示する。

アクションRPG『ELDEN RING(エルデンリング)』、猫になって冒険する『Stray』など人気のSteam配信ゲームが楽しめる
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 主な仕様は以下の通り。画面の解像度は1280×800ドットで、リフレッシュレートは60Hz。プロセッサーは米AMDのカスタムチップでCPUはZen 2アーキテクチャー(2.4G~3.5GHz、4コア8スレッド)、GPUはRDNA 2アーキテクチャー(1.0G~1.6GHz、8ユニット)。Zen 2とRDNA 2を搭載している点はPlayStation5(PS5)やXbox Series X|Sと同様だが、コア数やユニット数はそれらの据え置き型よりも少なくなっている。 本体サイズは幅298×高さ117×厚さ49ミリメートルで、重さは約669グラム。microSDカードスロットも備える。

 従来、Steamで配信しているパソコン向けゲームを楽しむには、高性能なゲーミングパソコンや液晶ディスプレーを用意するユーザーが多かった。Steam Deckが日本でも購入できるようになることで、リビングのソファやベッドの上でくつろぎながら気軽にゲームを楽しみたいというユーザーの要望にも応えられそうだ。

 Steam Deckのハードウエアはパソコンに近く、Windowsをインストールすることも可能という特徴を持っている。