北海道旭川市で2022年6月18日から26日まで「ASAHIKAWA DESIGN WEEK(以下ADW)」が開催された。コロナ禍により20年と21年はオンラインによる新作発表とシンポジウムのみだったが、今年は3年ぶりのリアル開催となった。

主会場の旭川デザインセンターでは、特別展示「ASAHIKAWA CHAIRS HISTORY─椅子で紐解く、旭川デザインの20年」も(写真提供/旭川デザインセンター)
主会場の旭川デザインセンターでは、特別展示「ASAHIKAWA CHAIRS HISTORY─椅子で紐解く、旭川デザインの20年」も(写真提供/旭川デザインセンター)

 旭川市は、ユネスコ創造都市ネットワークのデザイン部門で、名古屋市と神戸市に次いで国内3番目に認定を受けたデザイン都市。旭川家具工業協同組合が主催して1955年に始まった「旭川家具産地展」が、2015年にADWへ名称を一新し、市街中心地と隣接する当麻町、東神楽町、東川町までエリアを広げて、家具や木工クラフト、食、デザイン教育に関する展示やワークショップを毎年実施してきた。

7000人超が来場

 期間中のメインコンテンツは、6月22日から26日まで同組合が主催した「Meet up Furniture Asahikawa/2022」である。加盟41社のうち31社がショールームを構える旭川デザインセンターは、3年に一度のリニューアルを終えたばかり。道内外からバイヤー、建築設計者、インテリアコーディネーターなど約7400人が来場した。新作家具の発表だけでなく商談の場としても活気づき、「産地で開催する展示会の価値」を再認識する、好スタートを切ったようだ。

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