バンダイナムコグループのBANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)とタカラトミーは2022年6月16日、両社の人気ブランドによる初の共同プロジェクトを発表した。第1弾は超合金とZOIDS(ゾイド)、およびトミカと機動戦士ガンダムのコラボレーション商品で、23年の発売予定。

バンダイナムコとタカラトミーによる共同プロジェクトは、昭和・平成世代が泣いて喜びそうな「夢の共演」となった
BANDAI SPIRITSとタカラトミーによる共同プロジェクトは、昭和・平成世代が泣いて喜びそうな「夢の共演」となった

 東京おもちゃショー2022(2022年6月16・17日)の会場で発表された「Dream Together(ドリームトゥギャザー)-つながる想い、ともに創る夢-」は、玩具業界最大手であるタカラトミーとBANDAI SPIRITSが、両社の人気ブランドによるコラボ商品を開発・展開していくプロジェクトだ。タカラトミーの富山彰夫常務は「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、21年の東京おもちゃショーは開催が見送りとなった。明るいニュースが少ないなか、玩具業界として何かできないかと考えた」と、今回の協業が実現した経緯を説明する。

 同プロジェクトの新商品として23年に発売が予定されている商品は2つ。1つは、BANDAI SPIRITSの「超合金」シリーズとタカラトミーの「ZOIDS(ゾイド)」シリーズがコラボしたキャラクター玩具「ライガーゼロ」。「超合金」は1974年から販売されているダイカスト製キャラクター玩具シリーズで、その名称は第1弾である「超合金マジンガーZ」の設定に由来する。ちなみにダイカストとは、アルミニウムや亜鉛、マグネシウムなどの合金のこと。タカラトミーのミニカーシリーズ「トミカ」もダイカスト製だ。

 一方、83年に登場したタカラトミーの「ZOIDS」シリーズは、電動モーターもしくはゼンマイで駆動するプラスチック製の組み立てキット。恐竜や動物をモチーフとした「メカ生命体」という設定になっており、その名称は「Zoic(動物の・生物の)」と「Androids(人造人間)」に由来する。

 「超合金×ZOIDS」として発売される「ライガーゼロ」は、平成期(1999~2006年)に展開された第2期シリーズを代表するメカ生命体「ライガーゼロ」の超合金版だ。組み立てキットではなく完成品のフィギュアとなったが、「超合金」のボディーはZOIDSの「メカ生命体」という本来の設定を忠実に再現したともいえる。

超合金のライガーゼロ。本体サイズは幅約220(尻尾込み約400)×高さ約140×奥行き約100㎜
超合金のライガーゼロ。本体サイズは幅約220(尻尾込み約400)×高さ約140×奥行き約100㎜

 もう1つの新商品は、先述の「トミカ」シリーズとテレビアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズがコラボした宇宙空母「ホワイトベース」のトミカ版。「ホワイトベース」は、1979年に放送が始まったシリーズ第1作で、主人公アムロ・レイたちが搭乗していた宇宙空母だ。また「トミカ」シリーズは、1970年から販売されているダイカスト製ミニカーシリーズで、タレントの山口智充、経済アナリストの森永卓郎など古くからのファンも多い。

トミカシリーズにホワイトベースが登場。本体サイズ(台座別)は幅57.5×高さ33.5×奥行き72㎜
トミカシリーズにホワイトベースが登場。本体サイズ(台座別)は幅57.5×高さ33.5×奥行き72㎜

 「超合金」「ZOIDS」「トミカ」「機動戦士ガンダム」は、昭和後期から平成にかけて生まれた世代にとっては涙が出るほど懐かしいキーワード。「ライガーゼロ」はZOIDSの第2期シリーズ、ホワイトベースはガンダムシリーズの第1作で登場するので、新プロジェクトは昭和・平成世代をターゲットにしているとみていい。

 両社は今後、新プロジェクト関連のイベント出展、プロモーションビデオ制作などでも協業していく予定。2022年7月下旬からはTAMASHII NATIONS STORE TOKYO(タマシイ・ネイションズ・ストア・トウキョウ、東京・秋葉原)、トミカショップ東京キャラクターストリート店(東京駅構内)で実物を一般公開する。

 新プロジェクトの発表時点では情報公開できない商品もあるとのことだったので、第2弾、第3弾として「ライガーゼロ」に続く超合金版ZOIDSや、ガンダムシリーズに登場した戦艦のトミカ版が発売になる可能性もありそうだ。

(写真提供/BANDAI SPIRITS、タカラトミー)

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