サステナビリティー(持続可能性)に重心を置いたスニーカーが、米国で急増中だ。素材、製造の方法や環境、原料調達などの面でもサステナビリティーを重視。各社からユニークな試みが出てきた。
例えば、履き心地の良さで注目を集める米オールバーズは2016年の創業以来、自然素材や再生素材を利用。羊毛や森林関連協会の厳しい基準にも対応するなど意識の高さが若者人気につながった。「(エコロジーの)ループを完結させよう」とアピールするのは米サウザンドフェルだ。自社で買い取りプログラムを持ち、古いスニーカーをリサイクルすると次回の買い物に使える20ドル分のクレジットがもらえ、送料も無料。
米コンバースは19年に立ち上げた「コンバースリニュー」ブランドで、過去の人気モデルを再生素材で再現するなどデザインとサステナビリティーを両立している。
ブラジルのカリウマは、森林再生プロジェクトと称して、スニーカー1足が売れるごとにブラジルの熱帯雨林に2本を植林。竹、ゴム、サトウキビ、コルクなどの自然素材や再生素材を用い、皮革素材は加工過程で水を用いないことをアピール(出所、https://cariuma.com/)
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