ロシアに侵攻されたウクライナを支援するため、米国のデザイナーが動き出した。見本市ではウクライナ国旗の青と黄を使ったグッズが多く発表され、アートも青と黄を基調にした作品が増えた。デザイナーも社会や世界の動きと決して無縁ではない。
デザインのイベントとして知られる「デザインマイアミ」(2022年6月14~19日開催予定)では、「Design for Ukraine」と称してウクライナへの人道支援の寄付を募る活動をネット上で始めた。第1弾は、カナダの照明ブランド「ボッチ」による照明器具シリーズの販売だ。このために特別に作られた青と黄を使った商品もある。ボッチは商品を無料で提供し、売り上げはウクライナを救う基金に寄付される。
手作り商品の販売サイト「Etsy」の出品者もウクライナの支援に乗り出した。Tシャツやピンバッジ、ブレスレット、カードホルダーなど、数々の商品が並ぶ。同サイトは社会状況に応じた商品をそろえることで知られ、値段も手ごろで入手しやすい。売り上げは寄付されるものも多い。ウクライナからの出品者をサポートする特設ページも設けている。
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