NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)事業などを手掛けるロイヤリティバンク(東京・千代田)は、NFT付きコンテンツ販売サイト「QUESTRY」を開設した。MP3の音源などのデジタルコンテンツをNFT化し、様々な付加価値を付けられるようにした。まず音源の販売から始めるが、今後広くデジタルコンテンツを扱い、クリエイターに活用してもらえるようにする。

 22年3月8日から、ジャズギタリストの渡辺香津美さんの8曲をそれぞれ50個限定で販売している。1つ0.03ETH(暗号資産のイーサリウム、取材時点のレートで約1万円)。購入者は音源を聴けるのはもちろん、レアな高音質ハイレゾ音源が聴けたり、アーティストによるメッセージ動画が見られたりする仕組みだ。3月31日までの期間を音楽コンテンツに特化した「NFTミュージック・フェスティバル」として、シンセサイザー・マニピュレーターの松武秀樹氏ほか5~6アーティストのコンテンツを販売する。「オンラインでファンと直接話をしたり、SNSで交流できたり、セミナー形式の動画を配信するなどアーティスト次第で様々な特典を付けることができる」(ロイヤリティバンク 副会長 兼 執行役員 Rights-Fi&Fan-to-Earn事業担当の坂上晃一氏)

NFT付きコンテンツ販売サイト「QUESTRY」
NFT付きコンテンツ販売サイト「QUESTRY」
[画像のクリックで拡大表示]