スギ薬局は2022年4月1日、自社のプライベートブランドから新しい化粧品シリーズ「プリエクラU」を発売する。「ジェンダーニュートラル化粧品」とうたい、ターゲット層を男女問わず20~30代に置いた。既存商品のメインの購買層が40代以降であることを受け、プリエクラUは価格帯を抑えて若年層にアプローチする。

スギ薬局が2022年4月1日から発売する「プリエクラU」の商品群
スギ薬局が2022年4月1日から発売する「プリエクラU」の商品群
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 スギ薬局の新シリーズ「プリエクラU」は、計6アイテムをそろえる。洗顔(120グラム、税込み1980円)、保湿化粧水(120ミリリットル、同2970円)、乳液2種(120ミリリットル、同2970円)、クリーム(50グラム、同3630円)、日やけ止めジェル(50グラム、同2970円)を全国の店舗で販売する。スギ薬局によれば、「ドラッグストアのプライベートブランドで、ジェンダーニュートラル(男女の差を問わない)の化粧品を発売するのは国内初」という。

「プリエクラU」シリーズでは、7日間のトライアルセットも用意
「プリエクラU」シリーズでは、7日間のトライアルセットも用意
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 ターゲット層は男女を問わず、20~30代。少ない成分かつ簡単なケアで、良質な肌が保てるよう開発し、5000~6000円台の既存ブランド「プリエクラ」より価格を抑えた。偏った食生活や過度なダイエット、睡眠不足などの不規則な生活習慣で肌がゆらぎやすい若年層に合わせ、シンプルな手入れで誰でも使いやすい手軽さを売りにする。パッケージ色も白と黒を基調とし、性別や年齢を問わないブランドであることを表現した。

 スギ薬局取締役ビューティー統括部長の澤田則子氏は「20代男性に多い肌悩みは肌荒れ、ニキビ、テカリ、20代女性だとニキビ、乾燥、毛穴を気にする人が多い。若年層に起こりやすいゆらぎ(肌表面のトラブル)を解消するため、真皮細胞まで働く成分を配合した」と、商品開発の経緯を語る。

スギ薬局取締役 ビューティー統括部長の澤田則子氏
スギ薬局取締役 ビューティー統括部長の澤田則子氏
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 成分は、浸透を促進するナノファイバージェル、抗炎症を抑えるツボクサエキス、抗酸化を促すコエンザイムQ10、抗酸化・抗菌作用のあるチャ葉エキス、表皮や真皮に働き、抗酸化物質のグルタチオンの産生を促進するナールスゲンを配合した。

 プリエクラUシリーズの発売で、スギ薬局はスキンケアブランドを手に取るユーザー層の拡大を狙う。プリエクラUの「U」には、既存ブランドのプリエクラに比べ、「ユニセックス(Unisex、男女の区別がない)」「アンダー(Under、年齢層を低く設定)」「アンバイアス(Unbias、先入観なく手軽に使える)」という価値を加えた。

 「2019年12月に発売したプリエクラシリーズは、エイジングケアをコンセプトに製造したこともあり、40代以降が主な購買層になっている。そこでプリエクラUを投入し、これまで取りきれていないターゲット層にアプローチする」と澤田氏。

プリエクラの購買層の分布図。累計販売数50万本を超える中、主な購買層は40代以降に
プリエクラの購買層の分布図。累計販売数50万本を超える中、主な購買層は40代以降に
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 ターゲット層を幅広く設定しているため、プリエクラUは店舗での販促も強化する。プリエクラUの誕生を機に、男性のビューティーアドバイザー(商品選び、美容全般の相談やアドバイスをするスタッフ)4人をエリアへ配属する。女性向けの化粧品売り場だけでなく、男性化粧品の売り場と併せて活用し、若い男性客が集まりやすい店舗でのカウンセリング会も予定している。

 澤田氏は「世間的にジェンダーフリーや美容に関心のある男性が増えており、今後もこうした流れは加速していく。プリエクラUはポテンシャルを持った商品だ」と結んだ。

(写真提供/スギ薬局)