紳士服のはるやま商事(岡山市)は、Z世代が注目する視点を組み込んだ新プロジェクトを、若者向けブランド「Perfect Suit FActory」(P.S.FA)で推進。2022年1月21日から一部店頭で実施した。キーワードは「サステナビリティー(持続可能性)」と「女子高生」だ。
「サステナビリティー」については「TOKYO RUN × SUSTAINABLE BIZ」と呼ぶプロジェクトを開始した。リサイクル素材を活用したジャケットなどの「TOKYORUN×サスビズ セットアップ」やシャツ「サスビズトリコットシャツ」を1月21日に発売したほか、これらの商品を販売するときに使うパッケージやハンガー、什器(じゅうき)も素材を見直し、売り方までサステナブルにしたという。例えばシャツを入れるパッケージには、焼却処分するときに発生するCO2を削減できる素材を採用。持ち手も作り、包装用の買い物袋を不要にした。什器は自社で開発し、紙だけで作った。さらに、素材の一部をバイオマスプラスチックにしているハンガーを採用し、焼却時におけるCO2の排出を抑えた。
「当初は22店舗から開始し、2月から全店に取り扱いを広げていく。22年度はPerfect Suit FActoryブランド売り上げの20%をサステナブル商品にしたい」(P.S.FA商品部課長の本 新士氏)
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