日本GLP(東京・港)はブランディング拠点として、千葉県流山市で運営している物流施設「GLP ALFALINK 流山」の活用を進める。“街びらきイベント”などを開催し、地域の人々を招待して交流を強化。物流施設を「ALFALINK(アルファリンク)」ブランドとして訴求する。
2021年11月19日に開催した街びらきイベントでは地元中学校の吹奏楽部による演奏や、流山市の子供と一緒に2022年2月ごろまで展示する予定のイルミネーションの点灯式も実施した。物流施設で街びらきイベントを実施する例は珍しい。
同社はブランディングに当たり、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏にコンセプトづくりやロゴのデザインなどを依頼。そこで出てきた「Open Hub」(物流をもっとオープンに)のキーワードなどを基に、開かれた物流事業を目指している。物流関連の人々だけでなく地域の人々も含めたオープンな交流を推進し、物流施設を新しい価値や事業を創造する拠点にするためだ。
同社が相模原市で運営している物流施設でも21年11月に街びらきイベントを実施。全社を挙げてブランディング強化に取り組んでいる。21年に一部施設が稼働したGLP ALFALINK 流山は、Open Hubを実現するために芝生の広場「ALCO Park」を造り、地域の人々が参加できるマルシェを開催できるようにした。地域の人々が利用できるカフェテリアもある。
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