パナソニックが組織する社内デザイン部門「FUTURE LIFE FACTORY」は2021年11月8~14日、イベント「FUTURE PROTOTYPING 未完成の未来」を二子玉川 蔦屋家電で開催した。テーマは「デジタルとフィジカルの価値融合によるプロダクトの可能性」。「BALANCE」や「SONIC」「SYNC」「TANGIBLE」「SAFE」「TEXTURE」の6アイデアを、プロトタイプとして公開した。
「FUTURE LIFE FACTORY」はパナソニックの事業分野にとらわれず、さまざまな「問い」を立ててデザインを発信。デザイナーのほかにエンジニアも在籍しており、共同で今回のプロトタイプを製作した。仮想空間のメタバースが注目されるなど、“デジタルとリアルをどう結び付けるかが次の暮らしの課題になる”と考えて同テーマを選択した。
リアルからデジタルへの変換を意味する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」だけでなく、デジタルをリアルに変換していく、いわば「フィジカルトランスフォーメーション」も求められると判断。3D(3次元)プリンターなども活用し、デザイナーの発想を具現化した。すぐに事業化には結び付かないが、どれもユニークなプロトタイプばかりだ。
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