全国小売店の販売データを集計する日経POS情報で、2021年11月の来店客千人当たり販売金額の前年同月比伸び率を調査した。食品カテゴリー(小分類)の増加率で、25.4%増と大幅な伸びを見せたのが乳酸菌飲料。リードしたのは2021年10月から全国発売した「Y1000」だ。
日経POS情報の食品カテゴリー(大分類)における2021年11月の来店客千人当たり販売金額前年同月比伸び率1位は「麦茶飲料」(33.8%増)。21年10月に続いて2カ月連続のトップだった。
2位は「乳酸菌飲料」(25.4%増)。21年9月の49位(6.0%増)から21年10月は10位(19.8%増)とトップテン入りを果たし、21年11月に一気に2位まで駆け上がった。
乳酸菌飲料の来店客千人当たり販売金額は、長らく5000円前後で推移してきたが、21年10月は5916.5円、21年11月は6126.0円と急伸した。
乳酸菌飲料の売れ筋商品上位は上表の通り。21年10月発売のヤクルト「Y1000」が3位、5位にランクインしたことで、トップ10のうち7つをヤクルト商品が占め、同社の独壇場になっている。同カテゴリーにおけるヤクルト本社の市場シェア(金額ベース)は7割に上る。
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