生活雑貨店「ロフト」が「ロフトベストコスメ2021」を発表。売れ筋商品とバイヤーが次のトレンドとして注目する「ネクストコスメ」を合わせた100種類を全国のロフトとロフトネットストアで展開する。コロナ禍に対応した新しい生活様式に合わせ、コスメトレンドも変化している。

ロフトの売れ筋商品「ベストコスメ」とバイヤーが次のトレンドとして注目する「ネクストコスメ」を合わせた100種類を「ロフトベストコスメ2021」として選出し、全国のロフトとネットストアで展開
ロフトの売れ筋商品「ベストコスメ」とバイヤーが次のトレンドとして注目する「ネクストコスメ」を合わせた100種類を「ロフトベストコスメ2021」として選出し、全国のロフトとネットストアで展開

 2021年1~8月期の販売実績による「ロフトベストコスメ2021 TOP5」には、マスク着用による肌荒れや乾燥対策商品が多くランクイン。

 1位となったのは、韓国コスメとして圧倒的人気となっているVT COSMETICSのボックスタイプのシートマスク「VT COSMETICSシカデイリースージングマスク」(税込み2420円※ロフト販売価格、以下同)。ボックスから専用ピンセットで1枚ずつ取り出せるので使い勝手もよく、たっぷり30枚入っている。朝晩2回使用しているユーザーもいるという。5位には「VT COSMETICSシカクリーム」(税込み2731円)もランクイン。ジェル状の質感でべたつき過ぎず、さまざまな肌質に使えるところが受けている。

「VT COSMETICSシカデイリースージングマスク」(税込み2420円※ロフト販売価格、以下同)「VT COSMETICSシカクリーム」(税込み2731円)。VT CUBE JAPANによると、日本市場だけで見ると前年比3倍の伸び率という
「VT COSMETICSシカデイリースージングマスク」(税込み2420円※ロフト販売価格、以下同)「VT COSMETICSシカクリーム」(税込み2731円)。VT CUBE JAPANによると、日本市場だけで見ると前年比3倍の伸び率という

 「20年はアジアンコスメとして中国コスメなども注目されたが、韓国コスメは根強い人気があり、購入層も幅広い。中でもVT COSMETICSは安定的に売れている」とロフト広報の田中寛子氏。

2位は「デュオ ザ クレンジングバーム ブラックリペア」(プレミアアンチエイジング、税込み3960円)。W洗顔いらずのメイク落としで、肌質や用途に合わせて5種類ある。中でも毛穴の奥まですっきり洗浄する「ブラックリペア」が一番人気
2位は「デュオ ザ クレンジングバーム ブラックリペア」(プレミアアンチエイジング、税込み3960円)。W洗顔いらずのメイク落としで、肌質や用途に合わせて5種類ある。中でも毛穴の奥まですっきり洗浄する「ブラックリペア」が一番人気

 20年に1、2位を独占した化粧下地「ラ ロッシュ ポゼ UV イデア XL プロテクショントーンアップシリーズ」は21年も上位にランクイン。色の付かないトーンアップ下地「プロテクショントーンアップ」は殿堂入りに認定された。

「ラ ロッシュ ポゼ UV イデア XL プロテクショントーンアップシリーズ」(各税込み3740円)。左が殿堂入りした「プロテクショントーンアップ」、右が3位の「プロテクショントーンアップ ローズ」
「ラ ロッシュ ポゼ UV イデア XL プロテクショントーンアップシリーズ」(各税込み3740円)。左が殿堂入りした「プロテクショントーンアップ」、右が3位の「プロテクショントーンアップ ローズ」
4位は3回連続メンズコスメで唯一5位以内にランクインした「バルクオム ザ フェイスウォッシュ」(税込み2200円/写真中央)。学生や若者を中心にSNSなどで広がり、20年5月に木村拓哉をテレビCMに起用して以降、購入層が広がった。価格帯も2000~3000円台と手ごろなので、プレゼントとしても選ばれているそう。メンズコスメでは珍しい、ギフトに特化したコフレも好評を博している
4位は3回連続メンズコスメで唯一5位以内にランクインした「バルクオム ザ フェイスウォッシュ」(税込み2200円/写真中央)。学生や若者を中心にSNSなどで広がり、20年5月に木村拓哉をテレビCMに起用して以降、購入層が広がった。価格帯も2000~3000円台と手ごろなので、プレゼントとしても選ばれているそう。メンズコスメでは珍しい、ギフトに特化したコフレも好評を博している

 そのほか、ネクストコスメとして注目されているのが、プロデュース系コスメと高級まつげ美容液だ。「コスメ好きはSNSで情報収集するため、著名人や有名なYouTuber、インスタグラマーが手掛けたものの人気は高い。プロデュース系コスメは21年も好調で、22年以降もその傾向は続く」とロフト田中氏。

 HKT48の元メンバーで、IZ*ONEのメンバーとしても日韓で活躍した宮脇咲良さんは「CRAN BY MOLAK(クラン バイ モラク)」をプロデュース。商品はアイメイク主流のマスク生活において、あえて「ティントリップ」3色だ。

 コロナ禍でも売れる口紅は、韓国コスメからブレイクした、唇の水分量によって発色する落ちにくいティントリップと言われている。mano manoプロジェクトマネージャーの幸野浩子氏によると「宮脇さん自身もティントを使っていて、韓国のものは発色が強くて使いにくさを感じていた。それならば、薄付きで自分で好みの濃さに調節可能な使いやすいものを作りたいと企画。『咲良ちゃんといえばピンク』というイメージがファンの間で定着していることから、あえて本人の好きなピンク系3色のみを発売した」という。

 同社では過去にもプロデュース商品を企画しているが、「プロデュースする本人が妥協したものや気に入っていないものだと気乗りせず、SNSなどでも紹介しにくいし、何よりファンも気づいてしまう。プロデュース商品はとことん本人のこだわりを追求し、お気に入りの商品づくりをすることが大切。今回も、何より宮脇さんがリップ大好き、ピンク大好きということが原点にある」(幸野氏)。

「CRAN BY MOLAK(クラン バイ モラク)」(ブルームジェリーティント全3色、各税込み1681円)
「CRAN BY MOLAK(クラン バイ モラク)」(ブルームジェリーティント全3色、各税込み1681円)
YouTube、Instagram、Twitterなどのフォロワーが400万人超というクリエイターkemio(けみお)氏がプロデュースするのは、ユニセックスコスメ「HUMIO(ヒューミオ)」。男女問わず全人類に使ってほしいという願いも込めて「HUMAN」と自身の名前「kemio」を合わせて「HUMIO」と名付けた。薬用BBクリームは9種類の美容成分配合で、ケアしながら肌の悩みをカバーできる。BBクリーム税込み3080円、コンシーラー税込み2860円
YouTube、Instagram、Twitterなどのフォロワーが400万人超というクリエイターkemio(けみお)氏がプロデュースするのは、ユニセックスコスメ「HUMIO(ヒューミオ)」。男女問わず全人類に使ってほしいという願いも込めて「HUMAN」と自身の名前「kemio」を合わせて「HUMIO」と名付けた。薬用BBクリームは9種類の美容成分配合で、ケアしながら肌の悩みをカバーできる。BBクリーム税込み3080円、コンシーラー税込み2860円

 メイク市場で特に伸びているのがまつげ美容液だという。「マスク生活による目元重視のメイクトレンドから、伸びしろがある商品として高額化が進んでいる」(ロフト田中氏)。

まつげ美容液として8年連続売り上げシェアトップブランドのスカルプDからは、7年ぶりに新商品が登場。定番のスカルプDボーテ ピュアフリー「アイラッシュセラム」(税込み1763円)に比べてまつ毛美容成分が3倍、価格は税込み8800円という高級まつげ美容液「アイラッシュセラム プレミアム クイーン」だ。目元ケア美容液としても使用可能。アンファーのブランド戦略部国内営業課エリアマネージャーの佐伯友香氏によると「コロナ禍以降、目元のメイクがより重視され、地まつげをしっかりとさせたいという需要が高まり、『アイラッシュセラム プレミアム』(税込み3524円)が売れるようになった」
まつげ美容液として8年連続売り上げシェアトップブランドのスカルプDからは、7年ぶりに新商品が登場。定番のスカルプDボーテ ピュアフリー「アイラッシュセラム」(税込み1763円)に比べてまつ毛美容成分が3倍、価格は税込み8800円という高級まつげ美容液「アイラッシュセラム プレミアム クイーン」だ。目元ケア美容液としても使用可能。アンファーのブランド戦略部国内営業課エリアマネージャーの佐伯友香氏によると「コロナ禍以降、目元のメイクがより重視され、地まつげをしっかりとさせたいという需要が高まり、『アイラッシュセラム プレミアム』(税込み3524円)が売れるようになった」
ラブ・ライナーはセルソース社と共同開発した「ラブ・ライナー オールラッシュ セラム プレミアム」(税込み4620円)を発売。次世代型シグナペプチドなどを配合し、まつげはもちろんのこと、目元や眉毛にも使用できる。「まつげ美容液は各社から発売されており、飽和状態になっている。これからはその中でいかに信頼されるかが大事になってくる」とmsh営業部部長の須田澄美江氏
ラブ・ライナーはセルソース社と共同開発した「ラブ・ライナー オールラッシュ セラム プレミアム」(税込み4620円)を発売。次世代型シグナペプチドなどを配合し、まつげはもちろんのこと、目元や眉毛にも使用できる。「まつげ美容液は各社から発売されており、飽和状態になっている。これからはその中でいかに信頼されるかが大事になってくる」とmsh営業部部長の須田澄美江氏

 そのほか、「20年はヘアケアでも洗い流しが不要な“アウトバス”商品が人気だったが、21年はお風呂の中で使える“インバス”商品が注目されている。健康志向の高まりで快眠や良眠が注目され、寝ている時間を心地よくしたり上質な睡眠環境を整えたりする商品が人気があるが、コスメ関連商品にも波及している」とロフト田中氏はいう。

 薬用BARTH中性重炭酸入浴剤は、重炭酸入浴剤の火付け役的存在。無香料で、9錠(3回分)税込み990円と高額ながら人気。同ブランドを手掛けるTWOの担当者は「入浴剤市場全体が伸びている。以前は香りで癒やされるものが主流だったが、今はよく眠れる、疲れが取れることを目的に購入する人が増えている。よく眠るためにベッドを買い替えることを考えると入浴剤は安価で手を出しやすい。スポーツ関連の疲れを取りたい人にも需要がある」という。12月にはボディークリームも発売。風呂場でぬれた素肌に使用するインバスタイプの商品だ。

水分と混ざることで素肌になじむ「BARTHプレミアムボディクリーム at bath time」(税込み1980円、写真右)
水分と混ざることで素肌になじむ「BARTHプレミアムボディクリーム at bath time」(税込み1980円、写真右)
YOLU(ヨル)「カーム ナイトリペア ヘアオイル」は睡眠時の枕との摩擦から髪の毛を守ってくれるヘアオイル。ノンシリコンで全身オイルとしても使える。税込み1540円
YOLU(ヨル)「カーム ナイトリペア ヘアオイル」は睡眠時の枕との摩擦から髪の毛を守ってくれるヘアオイル。ノンシリコンで全身オイルとしても使える。税込み1540円
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