空間デザインなどを手がけている三井デザインテック(東京・中央)は、「CROSSOVER Lab」と呼ぶ新オフィスに移転し、2021年7月5日から業務を開始している。コロナ禍のオフィスデザインとして目指したのは、「Well-Being(ウェルビーイング)」の考え方だ。オフィスにアートやグリーンなどを飾ることで、社員同士がつながり、交流できるようにした。

ランチや休憩にも使用できる、カフェを併設したオフィス内ラウンジ。社内コミュニティー形成の場として活用する。社員同士の関係性を高めるため、窓際のアートは業務や現場で使用する道具などを素材にして制作
ランチや休憩にも使用できる、カフェを併設したオフィス内ラウンジ。社内コミュニティー形成の場として活用する。社員同士の関係性を高めるため、窓際のアートは業務や現場で使用する道具などを素材にして制作

 2020年10月に同じ三井グループの三井不動産リフォームと統合し、新生「三井デザインテック」としてスタート。ホテルやオフィス向けの「スペースデザイン事業」「インテリアデザイン事業」に加え、住宅などの「リフォーム事業」も展開していく。新オフィスは統合後の関係強化を図るためだけでなく、これまで訴求してきたデザインコンセプト「クロスオーバーデザイン」を具現化する場にもなっている。

 同コンセプトは、住宅やオフィス、ホテルやビル、商業施設、医療・福祉施設など、さまざまな領域の空間づくりで培った知見や実績、手法を他領域の空間づくりにも取り入れ、新たな空間価値を創造するというもの。ニューノーマルな時代のオフィスとして重視したのが、ウェルビーイングの促進だ。このため社員同士のコミュニケーションが深まるような場や仕掛けをオフィスに用意し、新しい働き方を提案している。

ABWも推進し、プロジェクト単位で働きやすいオフィスに

 さらに同社が14年より実践している「アクティビティー・ベースド・ワーキング(ABW)」も導入。フロアにある社員の座席は、チームごとに緩やかなエリアを構成するように設定。別チームとの偶発的な出会いや協業を促進するようにした。プロジェクトを推進するための特別なエリアも用意し、フロアの各所に配置した。独自のABW研究とクロスオーバーデザインで設計した新オフィスで新しい働き方を実践。外部にアピールしていく。

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