大量の位置情報データをAI(人工知能)で解析して企業などのマーケティングを支援するクロスロケーションズ(東京・渋谷)が、2021年10月半ばから、「人流・テレビ放送相関データ」の販売を新たに開始する。テレビ番組での紹介やテレビCMでの“露出”が、実際の人流にどう影響しているかを示す。テレビを使ったマーケティングをさらに高度化する狙いがある。
人流・テレビ放送相関データは、エム・データ(東京・千代田)が保有するテレビ番組やテレビCMをテキスト化・データべース化した「TVメタデータ」をクロスロケーションズが仕入れ、クロスロケーションズが持つ位置情報データから導かれる人流データと掛け合わせることで、実現した。
具体的には、(1)エム・データが保有する、テレビCMを出稿した企業やその内容(CMで扱う商品・ブランドの情報)、テレビ番組内で紹介された内容(企業名、商品・サービス名、店舗・施設・スポット名など)と放送された状況(番組名、放送時間帯、放送内容、放送時間など)といったデータと、(2)クロスロケーションズが独自開発した位置情報解析ツール「Location Engine」から導かれる人流データを掛け合わせ、両者の相関性をグラフや図の形で視覚化して見せる。
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