デザイン思考を中核とした教育プログラム開発などを手がけるCURIO SCHOOL(東京・目黒)は2021年8月、「MONO-COTO INNOVATION 2021」を開催した。デザイン思考を学ぶ中高生が参加し、チームに分かれて自分たちが考えた商品やサービスのアイデアをプレゼンテーションする。いわば「デザイン思考の甲子園」といったイベントで、参加する中高生にとっては創造性を学べる機会になり、企業にとっても中高生の考え方を知るチャンスだ。

 CURIO SCHOOLは参加した中高生のコミュニティー「CONNECT」を組織しており、CONNECTのメンバーと一緒に商品やサービスを開発しようとする企業も多い。

 7回目の今回はコロナ禍のため20年に続いてオンラインで実施した。CURIO SCHOOLが出した「ペットボトルゴミの問題を解決するモノ」と「昔ながらの屋内遊びをアップデートするモノ」のテーマのうち、どちらかを選択。中高生にはメンターが付き、3日間でデザイン思考を学んで8月29日の最終日にプレゼンテーションし、起業家やデザイナーなどの審査員を前に創造性を競い合った。デザイン思考を学んだ小学生が特別参加するコーナーを最終日に用意。Z世代以下のユニークなアイデアも注目された。

この記事は会員限定(無料)です。

4
この記事をいいね!する