明治は、チョコレート菓子「たけのこの里」の立体商標が、2021年7月に特許庁に登録されたことを明らかにした。これまでは容器の形状などで立体商標が認められたケースはあるが、食品そのものでは珍しい。同社のチョコレート菓子「きのこの山」も18年に立体商標として認められている。

40年以上も続くロングセラー商品「たけのこの里」
40年以上も続くロングセラー商品「たけのこの里」

 きのこの山もたけのこの里も、文字通り「きのこ」や「たけのこ」といった、それまでのチョコレート菓子になかったユニークな形状が消費者に響いた商品といえる。きのこの山は1975年、たけのこの里は79年の発売で、いずれも40年以上も続くロングセラー商品となっている。「きのこの山とたけのこの里のどちらがいいか」という論争もあるほど。長く愛されるブランドとして成長していくため今回、立体商標の登録を目指した。

 「きのこの山もたけのこの里も、独特な形状が人気のチョコレート菓子。類似品が出たときは警告状を送ったこともある。この財産ともいえる形状を守っていく必要があると感じていたが、これまでは商品の名称やパッケージが同一でないと類似品対策は難しかった。今後は当社の財産として立体商標で守れるようになった」(明治 研究本部知財戦略部商標グループの長尾美紗子氏)

 きのこの山の場合、登録後の類似品発売を確認できていないため、一定の抑止効果はあったという。

きのこの山は3度目の出願で登録

 ただし、きのこの山もたけのこの里も登録されるまで何年もかかった。ほかの商品とは異なる識別性をなかなか証明できなかったからだ。きのこの山は3回も出願し、ようやく認められた。

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