富裕層向け資産管理と資産形成アドバイスなどを手がけるZUUが、2021年秋にも個人信用スコア事業に本格的に参入する。資産1億円以上の企業オーナーでもある富裕層向けと、一般消費者向けの2つのスコアを開発し、展開する計画だ。

ユーザー一人ひとりについて個人信用スコアが付与された世界を示すイメージ(写真/Shutterstock)
ユーザー一人ひとりについて個人信用スコアが付与された世界を示すイメージ(写真/Shutterstock)

 ZUUが新たに開発を目指している個人信用スコアの1つは、「ウェルス スコア」だ。同社の中核顧客層である企業オーナーでもある富裕層向けに、ユーザーの個人資産と事業資産の両面を評価してスコア化する。

 スコアの評価に当たっては、ユーザーの許諾を得て属性や保有個人資産、行動履歴といった各種データを収集・蓄積。AI(人工知能)開発会社の協力を得て、AIを駆使してこれらのデータを分析し、ZUU独自の評価を実施する。

 例えば、各種SNSを巡回して当該ユーザーの“人脈”を拾い集めてAIで分析。評価の高い人物が多数その人脈に含まれていれば、評価を引き上げる。また、過去にIPO(新規株式公開)に成功したオーナー経営者の行動履歴をAIで分析し、多くの成功した経営者に共通する行動を抽出。これらの行動が見られるユーザーの評価を引き上げる、といった具合だ。

個人資産とオーナー企業の事業性を併せて分析し、信用を可視化

 「銀行の富裕層向けビジネスの多くは、金融資産や保有不動産、保有株式といった個人資産にのみ注目しがち。ZUUの『ウェルス スコア』は、ユーザーが経営する企業の事業性やビジネスモデルなども含めて判定し、ユーザーの信用を丸ごと可視化するところに特徴がある」とZUU CEO Office データビジネス準備室室長の大森隆一郎氏はこう話す。

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