「LINEトーク占い」などの占いサービスを提供しているLINE。2021年6月に同社が占い師を対象に行った調査によると、ここ1年間でZ世代を中心とした10代や20代の若年層からの占い相談が増え、相談内容にも変化が起きているという。コロナ禍における、若年層の関心事や心理的な変化とは?
LINEは、オンラインで有名占い師による占いが楽しめる「LINE占い」、LINE上からチャットや電話で占い師に悩みを相談できるオンライン占いサービス「LINEトーク占い」を展開している。2021年6月には、全国の占い館に所属する占い師とビデオ通話を通じてリモートで対面占いを楽しめる「LINE対面占い」を開始した。料金は占い師によって異なり、20分で2000円からとなっている。
オンライン占いの需要は伸びている。LINEによると、LINEトーク占いの利用状況を20年4月と21年4月で比較すると、有料ユーザー数は53%増加 、売り上げは44%増加と右肩上がりに伸びている。特に10代と20代 の若年層の売り上げが顕著に伸びているという。
占い師側もそれを実感している。21年6月にLINEトーク占いの占い師を対象に行った「若年層の占い利用動向の変化」に関するアンケート調査によると、約半数の占い師が「若年層からの占い相談が増えた」と回答している。特にLINEトーク占いの利用は初めてというユーザーからの相談が増えており、これまで占いにあまり興味のなかった若年層が興味を示す傾向が見られる。
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