サブスクリプションサービスを簡単に導入できる統合プラットフォーム「Bplats(ビープラッツ)」を主力とするビープラッツが、2021年夏から新サービス「Bplats Connect(ビープラッツ コネクト)」の提供を開始する。Bplats導入企業同士が合意すれば、商品情報や契約情報といったビジネスに必要な情報をBplats Connect上でやり取りし、「つなぐ」ことができる。Bplats Connectの仕組みとその狙いを追った。
ビープラッツが提供を予定している新サービスのBplats Connectを活用すると、既にBplatsを導入して自社の商品やサービスをサブスクリプションで提供している企業は、あらかじめ合意した他のBplats利用企業と、商品情報や契約情報などについてやり取りし、「つなぐ」ことが可能になる。
この結果、Bplatsの利用企業は、新たに収益機会の拡大が見込める。
1つは、自社の商品やサービスの販路拡大だ。Bplatsを活用して主にBtoB向けの商品やサービスをサブスクリプションで提供するマーケットプレースを展開する大手の事業者に、自社のサブスクリプションサービスを「登録する(つなぐ)」ことで、新しい顧客層に商品やサービスを提供できる。あるいは逆に、Bplatsを活用する大手事業者が提供する商品やサービスを、自社が抱える顧客にBplats Connectを通じて簡単に提供することも可能になる。
他社の有力な商品・サービスを自社でも提供可能に
例えば、Bplatsを既に導入済みの自動車ディーラー、トヨタカローラ鹿児島(鹿児島市)は、やはりBplatsを導入しているトヨタ自動車が展開する乗用車サブスクリプションサービス「KINTO」を、2021年に入ってから自社のサイトなどで顧客に提供し始めた。地方のディーラーならではの地域密着サービスに加えてKINTOを提供することで、顧客の利便性を引き上げ、自社へのロイヤルティーを得て、収益拡大の機会を得る作戦だ。
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