英ダイソンの日本法人、ダイソン(東京・千代田)は2021年4月、コードレスクリーナー「ダイソン オムニグライド」を発売した。ひと目で分かる従来モデルとの変更点は、直線型のハンドル形状になったこと。直線型のハンドルの採用に合わせて、電源スイッチを従来のトリガー式からボタン式に変更し、ハンドルの付け根部分に配置している。

10年以上使ってきたグリップ型のハンドルを直線型に変更。電源スイッチは、従来の人さし指で引いて電源を入れるトリガー式から、ボタン式に変更した
10年以上使ってきたグリップ型のハンドルを直線型に変更。電源スイッチは、従来の人さし指で引いて電源を入れるトリガー式から、ボタン式に変更した

 新モデルにおいて、ハンドル形状を直線型へと変更した理由は大きく2つある。1つはバッテリー性能の向上に伴うもの。従来のトリガー式スイッチとグリップ型のハンドル形状は、コードレスクリーナーの限られた電力を最大限活用するための組み合わせだった。トリガー式スイッチなら、掃除機をかけている最中だけ電源オンにすることを促し、バッテリーの無駄使いを防ぐことができる。新モデルは、ハンドル内部に収まる着脱式の小型リチウムイオンバッテリーを採用しながらも、運転時間は従来と同等の最長20分間となっている。

 もう1つは、持ちやすさ、操作しやすさの向上のため。直線的なハンドルは、新たに開発したヘッド部分の性能を引き出す形状となっている。新モデルは、新開発の「オムニディレクショナル フラフィ クリーナーヘッド」を搭載した。このヘッドは、モーター内蔵の回転ブラシを2本搭載。掃除機を押しても引いてもゴミを吸い取ることができ、軽快な操作感を実現している。ヘッドの裏側には360度回転する小さなキャスターホイールを4つ搭載したことで、ヘッドが前後左右に動く。

新開発のヘッドにはモーター内蔵の2本の回転ブラシを、ヘッド裏側には360度回転する4つの小さなキャスターホイールを搭載
新開発のヘッドにはモーター内蔵の2本の回転ブラシを、ヘッド裏側には360度回転する4つの小さなキャスターホイールを搭載
ヘッドは、真横を含む前後左右に自在に動く
ヘッドは、真横を含む前後左右に自在に動く
本体をヘッドに対してフラットに寝かせて使用可能。ベッドやソファの下なども掃除しやすい
本体をヘッドに対してフラットに寝かせて使用可能。ベッドやソファの下なども掃除しやすい
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