カシオ計算機は2021年4月1日、「G-SHOCK」シリーズでは初めて、米グーグルの 「Wear OS」を搭載したスマートウオッチ「G-SQUAD PRO GSW-H1000」を発表した。高い耐衝撃性や20気圧防水といったシリーズ共通の頑丈さと、様々な運動を測定できるのが特徴だ。5月15日発売で希望小売価格は8万8000円。

G-SHOCKシリーズ初のWear OS by Google搭載スマートウオッチ「G-SQUAD PRO GSW-H1000」(ブラック×ブルー)
G-SHOCKシリーズ初のWear OS by Google搭載スマートウオッチ「G-SQUAD PRO GSW-H1000」(ブラック×ブルー)

 カシオ計算機(以下、カシオ)の「G-SQUAD PRO GSW-H1000」(以下、GSW-H1000)は、G-SHOCKシリーズのスポーツ向けライン「G-SQUAD」の最上位モデルだ。GPS機能や心拍センサーのほか、様々なセンサーを搭載。独自のスマートウオッチ用アプリによって、ランニング、ロードバイク、水泳、サーフィン、スノーボードなど15種のアクティビティーと24種の屋内ワークアウトのデータを計測し、スマホの専用アプリで管理できる。21年3月に発売したモーションセンサー「CMT-S20R-AS」との連携も可能で、ランナー向けパーソナルコーチングサービス「Runmetrix」でランニングフォームをチェックするときにも利用できる。

 ディスプレーはタッチ操作対応で、消費電力が低く時刻などを常時表示するのに向いたモノクロ液晶と、地図やスポーツのデータを表示するのに向いたカラー液晶の2層構造になっている。表示は上中下の3段それぞれを個別に変更でき、時刻、スポーツのペース、心拍数などを自由に組み合わせて表示できる。ウオッチフェイスの変更や、地図、方位、タイドグラフなどの表示もできる。

ディスプレーの上中下に表示する情報を、それぞれ個別に設定できる
ディスプレーの上中下に表示する情報を、それぞれ個別に設定できる

 独自アプリとは別に、米グーグルのスマートウオッチ向けOS「Wear OS」も搭載し、対応アプリをダウンロードして利用することもできる。マイクも備え、Google アシスタントの利用やメール、電話、SNSなどの着信通知などに対応する。

 重さはバンドを含めて103グラム。充電式でバッテリー持続時間は通常使用(カラー表示)で約1.5日、時計とセンサーのみの使用で約1カ月となっている。本体色は「ブラック×ブルー」「ブラック」「レッド」の3色だ。カシオではレッドは中国市場を意識した色としている。

本体色は「ブラック×ブルー」のほか、「ブラック」「レッド」も用意する
本体色は「ブラック×ブルー」のほか、「ブラック」「レッド」も用意する

 カシオでは、これまで登山やアウトドア向けの時計「PRO TREK」シリーズでWear OS搭載モデルを発売する一方、G-SHOCKシリーズではスポーツのデータを測定してスマホと連携可能なモデルを多数ラインアップしてきた。GSW-H1000はこれらのノウハウを生かし、人気ブランド初のスマートウオッチとして満を持して発売するモデルとなる。

 スマートウオッチ市場は日本を含め世界的に拡大が続いており、米アップルの「Apple Watch」シリーズが大きなシェアを持っている。運動量やスポーツのデータ測定を主目的にしたタイプでは米フィットビットや米ガーミンの製品が人気で、頑丈でスポーツ向きのGSW-H1000はこれらが競合製品になりそうだ。

 高い耐衝撃性や20気圧防水といったG-SHOCKならではの頑丈さ、様々なスポーツへの対応、カスタマイズの幅が広いディスプレーなどを強みにシェア獲得を狙う。

(写真提供/カシオ計算機)