「サンリオピューロランド」を運営するサンリオエンターテイメント(東京都多摩市)と、2020年に旗揚げしてオンライン演劇の新境地を開いた劇団ノーミーツがコラボし、21年2月6日から「VIVA LA VALENTINE」を生配信する。両社のキーパーソンに、公演の狙いやエンタメ施設のデジタル拡張について聞いた。
リアルなエンターテインメント施設のサンリオピューロランドと、オンライン特化型の劇団ノーミーツ。両者の出会いのきっかけは。
サンリオエンターテイメント企画・制作部 制作課の佐藤哲氏(以下、ピューロランド佐藤氏) サンリオピューロランドでは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、2020年2月22日から7月19日まで臨時休館することになりました。
そこで、休館中に機材の調達をして、手探りでオンライン配信を始めました。3月には休館中のサンリオピューロランドからファンに向けて「休んでたって、ここにいるよ」というメッセージを込めて、キャラクターやスタッフが登場する動画を公開。また、5月には、「SHOWROOM」でイベントを配信したり、6月には好きなキャラクターと1対1でグリーティングできる「オンラインキャラクターグリーティング」を行ったりしていました。
そんな中で、20年の7~8月に上演された劇団ノーミーツの第2回長編公演「むこうのくに」を見て、すごいなと。我々もサンリオピューロランド内でライブのショーをやっているのですが、完全オンラインなのにそれに近いような没入感、体験が表現できていたのが衝撃でした。
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