日経クロストレンド「未来消費カレンダー」は、将来話題となりそうな新製品、新施設、商戦・イベントなどの予定を一覧できるサービスだ。新着情報を毎週金曜日に更新している。2021年1月13日「三重県で『空飛ぶクルマ』のルート策定に向けた実証実験を実施」など19件の情報を追加した。
【2021】
1月13日 三重県で「空飛ぶクルマ」のルート策定に向けた実証実験を実施
中日本航空、名古屋鉄道、ANA ホールディングスは三重県との受託契約に基づき、「空飛ぶクルマ」が実用化された際のルートを想定したヘリコプターによる実証実験を行う。三重県志摩市と中部国際空港間の観光ビジネスでの活用を想定。同区間の移動に地上交通を利用した場合、高速道路を利用しても約2~3時間かかる。空を使った移動では約20分に短縮できるという。実施期間は21年1月14日まで。予備日は同年1月27日と28日。各日1往復(2フライト)で計4フライトを予定する。
1月14日 コスモスイニシア、「MIMARU大阪 難波NORTH」を開業
大和ハウスグループのコスモスイニシアは、家族・グループでの滞在のニーズに対応する都市型アパートメントホテル「MIMARU(ミマル)大阪 難波NORTH」を開業する。客室は40室。オリジナルデザインの「ポケモンルーム」では、ダイニングスペース、ベッドスペースにモンスターボールをデザインモチーフとした壁紙を設え、巨大なカビゴンのぬいぐるみを用意する。
1月18日 特別区競馬組合、「第16回大井競馬」を無観客で開催
東京23区でつくる特別区競馬組合は、「第16回大井競馬」のレースを無観客で実施する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客開催を決めた。指定席と一般席の事前応募については当選者なしとする。勝馬投票券の購入は、インターネット投票などを利用できる。21年1月22日まで。
3月1日 プリマハム×ダイズラボ、「Try Veggie」シリーズを発売
プリマハムは、「Try Veggie(トライベジ)」シリーズから、「Try Veggie(トライベジ)大豆のお肉で作ったハンバーグ」など計4品を発売する。マルコメの「ダイズラボ」とコラボレーションした、肉を使わない、新しい選択として提案する。「Try Veggie 大豆のお肉で作ったハンバーグ」は、大豆の肉を用いて濃厚デミグラスソースで煮込んだ。
3月2日 ポーラ、粉末飲料「キレイの黒しぼり」を発売
ポーラは、粉末飲料「キレイの黒しぼり」を発売する。全国のポーラビューティーディレクター、全国約4000店のポーラショップと旗艦店「ポーラギンザ」などで販売する。炭や黒ウコン、黒豆などの黒素材、ゴボウ、海藻、乳酸菌や食物繊維など日々の食生活で不足しがちな快調サポート素材をブレンドした。湯や水に溶ける粉末タイプで、持ち運びに便利な個包装となる。
3月7日 千葉・浦安市、ディズニーシーで成人式を開催
千葉県浦安市は、同市の東京ディズニーシーで「令和2年度浦安市成人式」を開催する。当初は21年1月11日に開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催を延期した。
3月 DeNA SOMPO Mobility、カーシェアの鍵をスマホで開けるシステムを開始
DeNA SOMPO Mobilityは、個人間同士でカーシェアする車の鍵をスマートフォンで開けることができるシステム「AnycaKEY(エニカキー)」を提供開始する。東海理化が提供するTOKAI RIKA Digitalkeyを導入し、開発した。これまではカーシェアの際に対面で車を受け渡しする必要があり、時間が合わない、面倒といった理由がカーシェア普及の障壁になっていた。AnycaKEYを導入することで、車のオーナーはシェアや返却対応のために予定を空ける必要がなくなり、より多くのシェアを行えるという。
4月1日 消費税額を含めた総額表示の義務化を開始
消費税額(地方消費税額を含む)を含めた総額表示の義務化が開始される。消費者に対して、商品の販売などのいわゆる小売り段階の価格表示をするときには総額表示が義務付けられる。事業者間での取引は総額表示義務の対象とはならない。
4月 アサヒビール、チェコのビール「ウルケル」の缶製品を通年発売
アサヒビールは、チェコのビール「ピルスナーウルケル」の330ミリリットル缶を21年4月に首都圏・関信越エリア限定で通年発売する。同年6月に完全予約受注制で全国展開する。缶製品は20年12月8日から首都圏限定で発売していた。国内のビール市場が縮小するなか、欧州を中心に根強い人気を誇るブランドで消費の喚起を図る。
2050年 政府、温暖化ガスの排出を全体としてゼロに
【2021】
9月1日 デジタル庁(仮称)創設
デジタル庁(仮称)が創設される。国や地方行政のIT化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が期待される。
10月10日 デジタルの日
デジタル庁(仮称)創設を記念し、「2021年デジタルの日」を、設立予定の9月1日から約1カ月後であり、デジタルを表現する「1(イチ)」と「0(ゼロ)」を組み合わせた日に実施する。21年10月11日まで。22年以降の「デジタルの日」の日程は今後改めて調整される。
2021年10月 阪神梅田本店、本格開業
阪神梅田本店(大阪市)が本格開業する。開業に伴い食料品売り場などが拡充される。百貨店の店舗を継続的に営業するため、15年から建て替えが始まり、工期を2期に分けていた。
2021年 政府、グリーンとデジタルを柱にした成長戦略を強化
政府はグリーンとデジタルの2分野を成長戦略の柱に据えて政策を強化する。温暖化対策の技術開発支援のための2兆円の基金や21年9月を目指すデジタル庁(仮称)の創設、マイナンバーカードの活用、次世代通信規格「6G」技術の開発強化などが予定される。
【2022】
4月 「ウニクス秩父」に市内で29年ぶりとなる複合映画館が開業
ピーアンドディコンサルティングは、「ウニクス秩父」(埼玉県秩父市)内に複合映画館(シネマコンプレックス)を開業する。シネマ運営はユナイテッド・シネマが行う。3階建て。7スクリーンで約750席を備える。延べ床面積は約4200平方メートル。年間10万人の集客を見込む。秩父市内に映画館が開設されるのは1993年以来29年ぶり。
【2023】
4月 仙台市、「全国都市緑化フェア」を開催
仙台市は、「全国都市緑化フェア」を開催する。同フェアは国内最大級の草花の祭典で、全国各地を巡回して開催している。2023年は40回目。都市緑化意識の高揚、都市緑化に関する知識の普及などを図ることで緑豊かな潤いのある都市づくりに寄与することを目的とする。
【2030】
2030年 東京都、都内で販売される新車を電動車に切り替えへ
東京都は、30年までに都内で販売される新車すべてをハイブリッド車や電気自動車(EV)などの電動車に切り替えることを予定。都内でのガソリン車の新車販売を30年までにゼロにし、二酸化炭素の削減を図る。
2030年 政府、水素発電コストを30円/Nm3に低減
政府は、30年までに水素発電コストを30円/Nm3(ノルマル立方メートル)に低減し、導入量は最大300万tを目標とする。「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」(20年12月)より。
【2050】
2050年 政府、水素発電コストをガス火力以下に低減
政府は、50年までに水素発電コストをガス火力以下への低減を図る。水素コストとして20円/Nm3(ノルマル立方メートル)程度以下を見込む。あわせて、化石燃料に対して十分な競争力を有する水準を目指す。「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」(20年12月)より。
2050年 政府、温暖化ガスの排出を全体としてゼロに
政府は、50年までに温暖化ガスの排出を全体としてゼロとし、脱炭素社会の実現を目指す。菅義偉内閣総理大臣所信表明演説(20年10月26日)より。