ドラッグストアチェーン大手のココカラファインは2020年12月18日、東京・新宿に都市型大型旗艦店「東京新宿三丁目店」をオープンした。新店舗のコンセプトは「新しい体験と発見」。化粧品や美容に関する最新情報を発信し、仕事帰りや週末の買い物時などに立ち寄ってもらえる店を目指すという。

ココカラファイン東京新宿三丁目店オープン前日の記者発表会ではタレントのゆきぽよ(左)とざわちん(右)がゲストとして登壇した
ココカラファイン東京新宿三丁目店オープン前日の記者発表会ではタレントのゆきぽよ(左)とざわちん(右)がゲストとして登壇した

ドラッグストアらしからぬ品ぞろえ

 JR新宿駅の東口から徒歩3分ほどの場所にあるココカラファイン東京新宿三丁目店(以下、新宿三丁目店)は、全4フロア、売り場面積896.85平方メートルの大型ドラッグストア。ココカラファインチェーンの旗艦店と位置付けられており、D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)商品など、他のココカラファインでは取り扱いのない商品も置いているのが特徴だ。ココカラファインヘルスケア取締役 ドラッグ事業本部 商品・店舗企画部長の森志信氏は同店舗について「既存のドラッグストアのビジネスだけでなく、さまざまな角度から美容と健康に対して提案できる店にしたい」と話す。

 新店舗のコンセプトである「新しい体験と発見」を実感できるのが1階のフロアだ。このフロアには最近流行の韓国コスメをはじめ、トレンドに敏感な女性に刺さる最新のメーキャップ用品やビューティケア用品を取りそろえている。

 新宿三丁目店に足を踏み入れてすぐに目に飛び込んでくるのはD2Cブランドのスペース。ここには超微細気泡を生成するシャワーヘッド「ミラブルplus(プラス)」、輸入子供服セレクトショップ「MIONA(ミオナ)」のシルクマスク、ファスト・インテリア・ブランド「LOWYA(ロウヤ)」の家具と、ドラッグストアらしからぬ商品が並ぶ(20年12月18日時点)。ココカラファインではこのスペースを、YouTuber(ユーチューバー)などのインフルエンサーがお気に入りの商品をオンラインで紹介する「情報発信スタジオ」としても利用していくという。

店舗に入ると正面にD2Cのスペース。手前はにしたんクリニック提供のPCR検査サービスキット
店舗に入ると正面にD2Cのスペース。手前はにしたんクリニック提供のPCR検査サービスキット

 そのまま店内に歩を進めると、旬の商品を集めた「EVENT PRODUCTS(イベントプロダクツ)」コーナーがあり、店の奥には高さ240センチメートルの「お菓子タワー」がそびえ立つ。開店前日の記者発表会で登壇したタレントのゆきぽよは「ドラッグストアとは思えないくらいきらびやか。来るだけでテンションが上がる。かわいい。ワクワクが止まらない」とコメントした。

季節や、その時期のイベントに合わせた商品が並ぶ「EVENT PRODUCTS」コーナー
季節や、その時期のイベントに合わせた商品が並ぶ「EVENT PRODUCTS」コーナー
世界各国のレアなお菓子やヘルシーなお菓子を集めた「お菓子タワー」
世界各国のレアなお菓子やヘルシーなお菓子を集めた「お菓子タワー」

店内でアマゾンの荷物も受け取れる

 2階は医薬品やサプリメント、台所用品など、普段の生活に密着した品ぞろえ。外国人観光客などが大きな荷物を持って来店した場合でもゆっくり店内を見て回れるよう、店内にコインロッカーも用意している。面白いことに、新宿三丁目店ではAmazon Hub(アマゾンハブ)ロッカーも併設した。アマゾンで注文した商品を同店で受け取る……ついでに店内で買い物をしてもらえれば売り上げアップにつながる。荷物を受け取りやすい1階ではなく、生活必需品が並ぶ2階に設置したのには、そんな狙いがあるとみてよさそうだ。

2階の奥にはコインロッカーとAmazon Hubロッカー
2階の奥にはコインロッカーとAmazon Hubロッカー

 また3階、4階は化粧品を中心とした品ぞろえになっている。違いはそれぞれのコンセプトで、3階はヘアカラーやネイルといったメーキャップ用品、4階はボディーソープやクレンジングといったビューティーケア用品が中心だ。

 3階、4階に共通するのは、定番のコスメから最新の人気アイテムまでを順位付きで紹介する「コスメランキング」コーナー。さらに3階には、気になった化粧品をその場で試せる「パウダースペース」や、モニターに顔を映して疑似メーク体験ができる「バーチャルメイクモニター」も設置している。

 従来のドラッグストアにはない、新しい試みをいくつも盛り込んだココカラファイン新宿三丁目店は、若い女性の間で話題になりそうだ。

3階の「コスメランキング」は「マスカラ部門」「アイライナー部門」「まつげ美容液部門」の上位3商品を紹介
3階の「コスメランキング」は「マスカラ部門」「アイライナー部門」「まつげ美容液部門」の上位3商品を紹介
「パウダースペース」は最大6人が同時に利用できる
「パウダースペース」は最大6人が同時に利用できる
「バーチャルメイクモニター」はカネボウ化粧品のメーキャップブランドKATE(ケイト)のものと、井田ラボラトリーズのCANMAKE(キャンメイク)ブランドのものが1台ずつ。今後も種類を増やしていく予定
「バーチャルメイクモニター」はカネボウ化粧品のメーキャップブランドKATE(ケイト)のものと、井田ラボラトリーズのCANMAKE(キャンメイク)ブランドのものが1台ずつ。今後も種類を増やしていく予定
店舗の外観。巨大な屋外サイネージ3画面で新宿の新たなランドマークを目指す
店舗の外観。巨大な屋外サイネージ3画面で新宿の新たなランドマークを目指す

(写真提供/ココカラファイン)