新型コロナウイルス禍の米国でも、日本と同様に自宅でのテレワークが定着しつつある。テレワークの現状を調査している米ギャラップによると、2020年9月の後半2週間中、いつもテレワークしていた人は全体の33%、時々している人は25%だった。いつもテレワークをする割合は4月の51%からは減ったが、全就業者の3分の2はテレワークを続けたいと希望しているという。
しかし誰もが自宅に整ったテレワーク環境を持っているわけではない。多くの人は、金銭的・空間的に余裕はないだろう。そこでよく売れているのが、テレワーク向けの安価なデスクだ。200ドル程度の価格ですぐに使えるデスクが数多く出回り、デザイン上の工夫も見られる。
例えば米ボラームインダストリーズの「アエロデスクセット」は、幅80センチで奥行き48センチと、ベッドルームの角にも設置できるほどの小型サイズ。それでいて目隠しによって、囲まれたような安心感を生み出す。椅子は使用していないときはデスク下にしまい込める。
それよりも一回り大きな米GDFスタジオの「アレキサンドリアモダン」は、棚や収納を設けながらスッキリしたデザインに収めた。モニターを棚の上に置いたり小物をまとめたりできる心遣いが感じられる。
米テクニモビリの「マルチプルストレージ」は、ケーブル収納といった機能を盛り込み、236.8ドルという手ごろな価格で販売している。
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