現在、日本で飼育されているペットの頭数は、犬が約879万頭、猫が約977万頭(日本ペットフード協会、2019年10月調べ)。15歳未満の子供の数1512万人(20年4月時点、総務省「統計トピックスNo.125」)よりも多い。こうした変化に合わせて注目されているものの1つに、「ペットと暮らす家」がある。

猫と暮らすマンションでは、リビング・ダイニンングの至る所にキャットウオークを作った
猫と暮らすマンションでは、リビング・ダイニンングの至る所にキャットウオークを作った

 近年はペットの寿命が延び、家族同然の存在になっているという家庭も少なくないだろう。ペットを飼育できる物件を購入したり、ペットのために自宅をリノベーションしたいと考えたりする人が増えているという。ワンストップ・リノベーション・サービスのリノベる(東京・渋谷)が手掛けた“ペットと暮らせる物件”は、18年から19年にかけておよそ2倍に増えたという。

 ますます深くなる人とペットの関係に、新型コロナウイルス感染症の拡大は少なからず影響を与えた。例えば、在宅勤務になった人は、ペットと共に過ごす時間が大幅に増加したはずだ。しかし、四六時中ペットと一緒だと、困ることも出てくる。ペットによっては、飼い主の仕事中やオンライン会議中に暴れたり、ほえたり、鳴いたりすることもある。

 一部のペットにとっては飼い主の在宅勤務はストレスの原因になりかねない。生活ペースの変化や、人にかまわれ過ぎたことが原因で、体調不良を起こす個体もいる。

 リノベるのリノベーション本部 首都圏設計 施工部の石岡多恵子氏は、「ペットとの生活に困りごとがある人も、住宅の工夫次第で解決できる可能性がある」と話す。ペットが若くて元気な場合は、自宅にペットが運動できる仕組みをつくってやり、エネルギーを発散させてやるといいだろう。ペット用の部屋をつくるという方法もある。逆に、ペットが高齢だったり、持病があったりする場合は、飼い主のワークスペースのすぐそばにペット用のスペースをつくり、常に一緒にいられると安心だ。

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