デザインコンサルティングのトリニティ(東京・千代田)は、2020年10月24日から「高度デザインブリッジスクール powered by トリニティ」を開講する。企業などに所属するベテランデザイナーに、デザイン経営の実践手法を身に付けてもらい、地方の中小企業を改革できるようにする。

トリニティのサイトから
トリニティのサイトから

  同スクールは、経済産業省・中小企業庁による「令和元年度補正予算 大企業人材等の地方での活躍推進事業補助金」の対象事業として採択されたもの。受講費用は無料。募集予定の定員(30~50人)がいっぱいとなり既に応募は締め切ったが、今回を第1期として、今後も続けていく方針だ。

デザイン経営とは、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法で、経済産業省・特許庁が『「デザイン経営」宣言』を2018年に打ち出して以来、多くの企業が注目。デザインの視点から根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、実現可能な解決策を生み出せると期待されている。

 デザイン経営を実現するためにはデザインのスキルだけでなく、企業の経営者や社員と対話を重ねてビジョンを打ち出すといったビジネスのスキルも持った人材が求められる。だが両方のスキルを持つ人材は少なく、デザイン経営に関心を抱く企業は増えていても、実施するには難しい面があった。特に地方となると、人材の確保はさらにハードルが高くなる。

 そこで企業のデザイン部門、デザイン組織に所属するベテランデザイナーの活用を、トリニティは提案。トリニティが手掛けてきたコンサルティング活動をベースにした講習を行い、デザインとビジネスの両スキルを持ったデザイン経営に必要な人材の育成に乗り出した。企業などで活躍してきたベテランデザイナーにとっては、本領を発揮できる新しい活躍の場にもなりそうだ。

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